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アプリの強制終了は、電池節約にはならないし、バッテリー消耗を早める

iPhoneを使っていると、気づくと複数のアプリを起動して、それを切り替えて使用することが多いと思います。

最近のiPhoneのiOSは優れたマルチタスク機能を有しているので、複数のアプリを起動していてストレスなく利用することが出来ます。


アイフォンビギナーズが、初めてiPhoneを購入したiPhone3GSのiOS3などは、まだまだマルチタスク機能が貧弱で、複数のアプリを起動すると動きが遅くなったり、電池の消耗が早まったりしました。

その頃のイメージが残っているのか、人によっては、余り頻繁に利用しないアプリは強制終了した方が、iPhoneの動きも軽快になるし、電池の消耗も少ないと思われている人がいます。

しかし、最近のiOSに関していうと、その考え方は間違っています。

バックグランドで開いているアプリを強制終了しても節電にはならない。


バックグランドのアプリの強制終了は、電池の節約にはならない
使用頻度の高いアプリの強制終了と起動を繰り返すとバッテリーの消耗になる



バックグランドのアプリの強制終了は、電池の節約にはならない

最近のiOSのマルチタスク機能は、とても優れていて、バックグランドで起動しているアプリの多くは、電池を消費しないようにiOSによって制御されています。

パソコンの場合、画像処理ソフトや、動画処理ソフトの処理を稼働させておきながら、文書作成ソフトを起動して、文書を書くなどの場合には、CPUが複数のソフトが切り替えをしながら同時処理を行っています。そのため、ノートパソコンのようにバッテリーの電池から電気を供給されている場合、電源コードを挿さずに使用していると、1つのソフトを起動してパソコンを使っている時に比べて、複数のソフトを起動しバックグランドで処理をさせている方が、電池の消費が早くなります。

パソコンを使用している人などは、ノートパソコンのマルチタスクでのバッテリー消費のイメージがあるのか、iPhoneでもバックグランドにアプリを起動しっぱなしにしているよりは、アプリを強制終了させた方が、電池消耗の少ないと思っている人もいます。

しかし、iPhoneのマルチタスクは、一部のアプリを除いては、バックグランドになった状態で、スリープ状態になるので、パソコンのように電池を消費するようなことはありません。


アプリの強制終了をすると、かえって電池を消費する

バックグランドのアプリを強制終了する行為は、わざわざ、電池消費がほとんどないスリープ状態になっているアプリを一旦、スリープを解除して、アプリを終了することになります。アプリを終了する時には、アプリのデータの保存の行為が発生して、アプリによっては、モバイル通信でクラウドサーバーとの通信も発生するので、かえって電池を消費することにもなります。



使用頻度の高いアプリの強制終了と起動を繰り返すとバッテリーの消耗になる

iPhoneの電池を消耗する行為の1つに、アプリを起動する行為があります。

アプリを起動時には多くの電池を使用するので、バッテリーに負荷がかかります。

アプリを起動しないことには、そのアプリを利用することは出来ないので、アプリを使用するためには、アプリの起動は致し方無いのですが、今は使わないからと、アプリを強制終了して、しばらくして、そのアプリを使用する機会に再度アプリを起動するようなことを行うことは極力避けたほうがいいです。

先ほど、ご説明したように、アプリの強制終了時にも多くのアプリの場合、アプリデータの保存や、クラウドサーバーとの通信が発生するので、バッテリーに負荷がかかります。

つまり、アプリの強制終了と起動を繰り返す行為は、わざとバッテリーに負荷を与えていじめているようなものなのです。






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