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iPhoneのメール設定と操作方法

iPhone(アイフォーン)のメール設定と操作方法をちゃんと理解していますか?


iPhoneでは、複数種類のメールを送受信することができます。

ガラケーと呼ばれる携帯電話では、一般的にショートメールとキャリアメールの2種類でしたが、iPhoneの場合、以下の7種類のメールを送受信することが出来るので、携帯電話からiphoneに乗り換えた初心者の人は、iphoneのメールに戸惑うかもしれませんね。


iPhoneで送受信できる7種類のメール

SMS
(ショートメッセージサービス)
MMS
(マルチメディアメッセージサービス)
携帯メール(キャリアメール)
+メッセージ(プラスメッセージ)
iMessage(アイメッセージ)
PC(パソコン)メール
iCloudメール

そして、この7種類のメールの内、SMS、MMS、キャリアメール、+Messgeの4つのメールの設定方法や利用方法が、契約している携帯電話会社(NTTドコモ、au、ソフトバンク)や格安SIMカードによってもそれぞれ異なります。

そのため、MNP(番号ポータビリティ)で携帯電話会社を乗換たり、格安SIMカードに乗換たりした時に、メールの設定方法が分からないといったことになる人もいると思います。


ここでは、iPhoneのメール設定と操作方法、iPhoneでメールを利用する上で知っていた方がいい知識などをご紹介します。


iPhoneで利用できる7種類のメール
日本の携帯電話会社のiPhoneで使用できるメールの種類
格安SIMカードを使用した場合のiPhoneで使用できるメールの種類について
iPhoneのメッセージアプリの設定方法と使い方
iPhoneのメールアプリの設定方法と使い方



iPhoneで利用できる7種類のメールについて


iPhoneで利用できる7種類のメールは、次のように、大きく3つのグループに分けることが出来ます。

メッセージサービス
1.SMS(ショートメッセージサービス)
2.MMS(マルチメディアメッセージサービス)
3.+メッセージ
キャリアメール
4.携帯メール
5.iMessege(アイメッセージ)
Eメール
6.PCメール(パソコンメール)
7.iCloudメール(アイクラウドメール)

1.メッセージサービス

メッセージサービスという名前は、日本にはあまりなじみがないかもしれませんね。

メッセージサービスは、携帯電話回線で提供されている携帯電話番号が宛先になったメールサービスのことで、携帯電話回線のメールサービスが提供される前からあるパソコンでのEメールと区別するため、世界的にそう呼ばれています。

具体的には、日本の携帯電話で提供されている「ショートメール、Cメール、ショートメール」と呼ばれている文字を中心として携帯電話番号が宛先のメールのことです。


1-1.SMS(ショートメッセージサービス)

SMSは、Short Messege Serviceの頭文字をとった略称で、世界標準の携帯電話間での文字だけの短いメッセージの送受信を行うことが出来ます。


SMSの主な特徴

SMSは、次のような主な特徴を持っています。

  • 送信アドレスは、携帯電話番号
  • 送受信できるのは、世界標準的にはテキスト(文字)のみとなります。
  • 携帯電話番号が分かれば、携帯電話会社をまたいで送受信できる。
  • iPhoneの場合、SMSの送受信はメッセージアプリで行う。

日本の携帯電話会社のSMSは独自仕様

SMSについては、世界的にはどの携帯電話会社もほぼ共通の通信仕様となっていますが、日本の携帯電話はガラパゴス携帯と言われるように、世界的な標準仕様とは違った独自進化をしてきているので、SMSについても、世界標準とは少し違った仕様になっています。

日本の場合、通信キャリアと呼ばれる携帯電話会社のNTTドコモ、au、ソフトバンクが、それぞれ、独自のメッセージ通信規格・仕様にてサービスを提供してきたので、SMSでも写真や画像、スタンプなどの送受信が可能になっています。


SMSに対応する日本の携帯電話会社帯電話のメールサービスは、以下となります。

NTTドコモ
ショートメールがSMSに対応します。
au
CメールがSMSに対応します。
ソフトバンク
ショートメールがSMSに対応します。

SMSの特徴については、こちらのページをご覧ください。


1-2.MMS(マルチメディアメッセージサービス)

MMSは、マルチメディアメッセージサービスが正式名称で、簡単に言うと、先程のSMSが送受信できるのが文字だけだったに対し、MMSは文字以外にも写真や画像、動画、音声なども送受信できる世界標準の携帯電話のメッセージ機能です。


MMSの主な特徴

MMSは、次のような主な特徴を持っています。

  • 送信アドレスは、携帯電話番号とメールアドレスの両方が使用できる
  • 送受信できるのは、テキスト(文字)以外に、写真、動画、音声となります。
  • メッセージの形式が、HTML形式で送受信できる。(文字の大きさや文字の色などが指定できる)
  • iPhoneの場合、MMSの送受信はメッセージアプリで行います。

MMSについても、日本の携帯電話会社は独自仕様になっている

日本の携帯電話会社の場合、先程もご紹介しましたが、携帯のメール機能が各携帯電話会社毎に独自進化したため、ソフトバンク以外は標準的なMMSは提供されていません。


NTTドコモは、MMSに対応していません。(MMSを提供していない)
MMS(マルチメディアメッセージサービス)に似たNTTドコモのメール機能は、iモードメールとなります。
しかし、MMSとは異なる独自の規格になっているため、iPhoneのメッセージアプリでは送受信することが出来ません。
@docomo.ne.jpのメールは、メールアプリで、キャリアメールとして利用することが出来ます。
auのMMSは、MMSとしても、PCメールとしても利用することが出来る
auの提供しているメール機能で、MMS(マルチメディアメッセージサービス)に対応するのは、EZメール(@ezweb.ne.jp形式)になります。
EZメールも独自規格になっていて、MMSとしてメッセージアプリで送受信することも出来ますし、キャリアメールとしてメールアプリで送受信することも出来るようになっています。
ソフトバンクは、比較的世界標準に近いMMSを提供している
ソフトバンクの提供しているメール機能で、MMS(マルチメディアメッセージサービス)に対応するのは、S!メール(@softbank.ne.jp形式)になります。
ソフトバンクの場合、前身がボーダフォンという欧州企業だったため、S!メールは世界標準にある程度準じた規格仕様になっています。
送受信するアプリは、メッセージアプリで行います。

日本の携帯電話会社では、iモードメールやEZメール等、各携帯電話会社で写真や画像、音声、動画などを送受信できる機能が独自進化してきたので、日本国内においては、わざわざ、世界標準規格のMMSを導入する必要が無かったのでこのような対応になっています。

MMS(マルチメディアメッセージサービス)の特徴についてはこちらをご覧ください。


3.+メッセージ(プラスメッセージ)

+メッセージは、2018年5月からサービス開始されたメッセージサービスで、日本の通信キャリア3社が共同企画作成したMMS(マルチメディアメッセージサービス)となります。

日本だけ、MMSサービスが携帯電話会社毎にバラバラになっているので、携帯電話3社が共通のMMS(マルチメディアメッセージサービス)を協議作成してサービスを提供しているが+メッセージとなります。

+メッセージは、次のような特徴があります。(まあ、世界標準のMMS規格に遵守した仕様になっています。)

送信先のアドレスは、携帯電話番号とメールアドレスの両方が使える
送受信できるのは、文字以外に、写真、画像、動画、音声等を送受信することが出来ます。
iPhoneの場合には、標準アプリのメッセージアプリで利用します。

+メッセージの機能については、こちらのページも併せてご覧ください。


キャリアメール

ここでは、日本人が理解しやすいように、あえて、キャリアメールというグループでご説明しています。

世界的には、キャリアメールという分類はありません。日本の携帯電話だけが、携帯電話回線を提供している会社毎に、規格・仕様の異なるメールサービスを提供してきたので、日本の場合、SMSを除く携帯電話会社の提供しているメールサービスをキャリアメールと呼びます。


4.携帯メール

携帯メールとは、具体的には下記のメールアドレス形式になっている通信キャリアのNTTドコモ、au、ソフトバンクの3社が契約している利用者へ提供しているメールサービスです。


NTTドコモ
iモードメールと呼ばれる@docomo.ne.jp形式のメール
au
EZメールと呼ばれる@ezweb.ne.jp形式のメール
ソフトバンク
Eメール(i)と呼ばれる@i.softbank.co.jp形式のメール

auのキャリアメールであるEZメール(@ezweb.ne.jp)は、MMS(マルチメディアメッセージサービス)としても使用することが可能です。


5.iMessege(アイメッセージ)

iMessegeは、Appleが提供している文字以外に写真などの画像、音声、動画を送受信できるメッセージサービスです。

MMSメールとの違いは、送受信できる相手が、iPhoneやiPad、MacパソコンなどのAppleの通信機器に限定される点です。

Appleは、携帯電話会社のような自社の携帯電話回線を保有はしていませんが、インターネット回線網を利用して、Apple社製の通信機器(iPhone、iPad、Macパソコン)の間で、日本のキャリアメールと同じ様な感じで、マルチメディアメッセージサービスを提供しています。

iMessegeは、Apple製通信機器間に限定される点で、キャリアメールとして分類、理解した方が分かりやすいと思います。

iMessgeの機能についてはこちらをご覧ください。



3.Eメール

Eメールは、パソコン間でのメールサービスのことです。

インターネットが出来る前のパソコン通信と呼ばれている頃から利用されている通信形態で、メールと言えば、以前は、このEメールのことを意味しました。

後から携帯電話のメール機能が開発提供されてきたので、世界的には、以前からあるパソコン間のメールと区別するため、携帯電話回線網でのメール機能となるSMSやMMSは、メッセージサービスという名前で分類されます。

日本の携帯電話会社で提供されているキャリアメールも、iPhoneやスマートフォンとしては、Eメールの送受信を行うメールアプリで送受信を行うので、Eメールに含まれると言ってもいいかと思います。


PCメール(パソコンメール)

PCメールは、Yahooメールや、Gmailなどのパソコンメールサービスをiphoneで送信、受信することができます。

PCメールの特徴と機能については、こちらをご覧ください。


iCloudメール(アイクラウドメール)

iCloudメールは、iCloudを利用設定すると、利用することのできるAppleが提供している無料のPCメールサービスです。

Appleは、iMessegeというメッセージサービスと、このiCloudメールというPCメールの二つを提供しています。

iCloudメールの設定方法はこちらをご覧ください。


日本の携帯電話会社のiPhoneで使用できるメールの種類

日本の携帯電話回線でiPhoneを利用する場合、契約している携帯電話会社によって、使用できるメッセージサービスとメールサービスが次のように異なります。


メールの種類使用するメールアプリソフトバンクauドコモ
SMSメッセージアプリ携帯電話番号携帯電話番号携帯電話番号
MMSメッセージアプリ〇〇〇@softbank.ne.jp〇〇〇@ezweb.ne.jp

(MMSとしても、
Eメールとしても
利用可能(設定が必要)
使用できない
Eメール
(PCメール)
メールアプリ〇〇〇@i.softbank.jp〇〇〇@docomo.ne.jp

携帯電話三社(ソフトバンク・au・ドコモ)のiPhoneで使用できるメールの種類については、こちらのページをご覧ください。




格安SIMカードを使用した場合のiPhoneで使用できるメールの種類について

最近は、iPhoneに格安SIMカードを挿入して利用している人も増えてきています。

iPhoneに格安SIMカードを挿入して使用した場合、契約する格安SIMカードの種類によって、使用することのできるメールの種類が異なります。


格安SIMカードには、音声のみ、データ通信のみなど利用できる機能が制限されたSIMカードがある

格安SIMカードには、次のような利用できる機能を制限したカードがあり、SIMカードによって、iPhoneで利用できるメッセージ機能、メール機能が異なります。

音声機能付きSIM
SMS
iMessege
PCメール
iCloudメール
SNS機能付きデータ通信SIM
SMS
iMessege
PCメール
iCloudメール
データ通信専用SIM
iMessege
PCメール
iCloudメール



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