iPhoneのテザリングをパソコンのインターネット接続としてはいけない
category:テザリング | Posted by: | 更新日:2021年1月27日 公開日:2015年1月2日 |
非常に便利なテザリングですが、パソコンやタブレットのメインのインターネット接続方法として使用することには注意が必要です。
iphone5が発売された当初、このテザリング機能は、一番の目玉として話題になりました。
iphoneをまるで無線ルーターのように利用して、他の機械がインターネット接続できる機能ですから、ノートパソコンを持ち歩いている人などは、夢のような話題でしたからね。
テザリングはいいことづくめのように思えますが、利用する上で気を付けないといけない大事な注意点があるんですよ。
テザリング接続には、便利さの裏で、データ通信量による速度制限の落とし穴がある
iPhoneのテザリング接続機能で、モバイルパソコンをインターネット接続して、何も気にせずに利用していると、数日後には、iPhoneのWeb検索がとてつもなく遅くなってしまう可能性があります。
ソフトバンク・ドコモ・auの三社ともデータ通信量による速度制限が設けられている
携帯電話会社(ソフトバンク、au、ドコモ)ともに、契約しているプランによって、一定のデータ通信量を超過すると、それ以降のデータ通信速度が128KBという非常に低速度に制限されます。
携帯電話主要3社のiPhoneでのデータ通信量の速度制限については、以下のようです。(2014/12時点)
- au
- 1.4Gおよび3G回線での月の総データ通信量が、契約しているデータプランのデータ量を超えた時点以降のデータ通信速度が128kbpsに制限される。
- 2.4Gおよび3G回線での直近3日間のデータ通信量が1GBを超えた時点以降のデータ通信速度が128kbpsに制限される。
- 月の総データ量を超えた翌日にsmsメッセージにてデータ量超過による通信速度制限のお知らせがくる。
- ドコモ
- 1.LTE回線および3G回線での月の総データ通信量が、契約しているデータプランのデータ量を超えた時点以降のデータ通信速度が128kbpsに制限される。
- 2.3G回線での直近3日間のデータ通信量が366MBを超えた時点以降のデータ通信速度が128kbpsに制限される。
- ソフトバンク
- 1.4Gおよび3G回線での月の総データ通信量が、契約しているデータプランのデータ量を超えた時点以降のデータ通信速度が128kbpsに制限される。
- 2.4Gおよび3G回線での直近3日間のデータ通信量が1GBを超えた時点以降のデータ通信速度が128kbpsに制限される。
- 月の総データ量が制限データ量マイナス1GBを超えるた翌日にsmsメッセージにてデータ量超過の恐れがあるお知らせと、実際に制限データを超過した段階でる通信速度制限のお知らせがくる。
データ通信量は、iPhoneアプリによるデータ通信とテザリング接続で区別されない
データ通信量は、あくまでも一つのiPhoneでの通信量ですので、テザリング接続でデータ通信量を大量に利用して、速度制限がかかると、iPhoneでのデータ通信を必要とするアプリの動きに影響が出てきます。
直近3日間のデータ通信量による速度制限が落とし穴
データ通信量による速度制限で、落とし穴となるのが、直近3日間のデータ通信量です。
iPhoneの購入時のプラン説明でも、月の総データ通信量の制限値の説明は詳しくあっても、直近3日間のデータ通信量による速度制限については、説明があっても、簡単で購入者も忘れがちになりますが、実際にテザリング接続では、この直近3日間のデータ通信量による速度制限に該当する可能性が高いのです。
実際に、私アイフォンビギナーズも何度かこの直近3日間のデータ通信量超過による速度制限を経験しています。
月の総データ通信量超過による速度制限は、追加金額を支払えば解除することができますが、この直近3日間のデータ通信量超過による速度制限は、実質3日縛りとなり、3日後まで速度制限が解除されません。直近3日間のデータ通信量超過による速度制限は、実態的には、それぞれの会社で、厳格に適用される会社と接続している基地局の混雑具合により厳格に適用されない会社などがあるようです。どうもソフトバングは厳格に適用されるようです。
携帯会社のWebサイトで使用データ通信量の確認をしましょう
携帯電話主要3社については、それぞれ、Mydocomo、MySoftbank、auお客さまサポート(auIDログイン)で、使用データ通信量の確認が出来ますので、ちょっと使いすぎているかなと感じたり、速度制限がかかっていると感じるようであれば、使用データ通信量の確認をしてみましょう。