ドコモメールは、IMAP専用パスワードの設定が必須となります
category:SMSMMSメッセージ(メール) | Posted by: | 更新日:2021年1月27日 公開日:2018年12月14日 |
NTTドコモのキャリアメール(携帯メール)の@docomo.ne.jpは、セキュリティ強化のため、iPhone・iPadから送受信するためには、IMAP専用パスワードの設定が必須となります。
2018年1月にドコモからiPhoneなどのiOS標準メールアプリに対応したIMAP専用パスワードの利用開始が案内されて以降、IMAP専用パスワードの設定と利用は、利用者の任意となっていましたが、下記の日付以降は、IMAP専用パスワードの設定利用が必須となるとNTTドコモからアナウンスされています。
- 日本国内でのドコモメールを利用する場合
- 2019年8月以降は、IMAP専用パスワードの設定がされていない場合には、ドコモメールの送受信が出来なくなります。
- 海外からWi-Fi接続してドコモメールを利用する場合
- 2019年5月以降は、IMAP専用パスワードの設定がされていない場合には、ドコモメールの送受信が出来なくなります。
- 目次・メニュー
- IMAP専用パスワードの設定が必須になる理由について
- ドコモのIMAP専用パスワードについて
IMAP専用パスワードの設定が必須になる理由について
NTTドコモメールの利用にIMAP専用パスワードの設定が必須になる理由は、不正にドコモメールにアクセスされないためのセキュリティ上の向上です。
IMAPを利用しない場合にも、当然、ドコモメールの送受信には、パスワードが設定されています。
なんだ、ドコモメールは、送受信の時にパスワードが2重になるだと思われた人もいると思いますが、そうではありません。
IMAP専用パスワードを設定した場合には、設定したIMAP専用パスワードのみでアクセスの承認がされ、メールの送受信がされます。
なぜ、ドコモがメールのパスワードのセキュリティ向上のために、IMAP専用パスワードを設けて必須にするかというと、パスワードを推測されないためなんです。
ドコモメールをご利用の皆さんならお分かりだと思いますが、ドコモメールのパスワードは、利用者ご自身が設定したパスワードとなっています。
人によっては、あまり長いパスワードや、複雑なパスワードは忘れそうでめんどくさいので、自分に関係する文字や数字を組み合わせてパスワードを利用しているケースも多いと思います。
携帯メール(キャリアメール)のアドレスは、受信者にも当然表示されますし、いろいろな会員登録に利用していると、いろいろなところにメールアドレス自体は知られている状態になります。
携帯メールの送受信には、メールアドレスと利用者が設定したパスワードがあれば、可能になります。
ここで、利用者に関係する文字や数字で構成されたパスワードの場合には、パスワードを憶測して、メールに不正アクセスされる可能性があります。そのため、ドコモでは、利用者が設定したパスワードではないパスワードに変更しようとしているというわけです。
ドコモのIMAP専用パスワードについて
今回NTTドコモが利用を必須にしたIMAP専用パスワードの大きな特徴は、パスワードは利用者が設定するのではなく、NTTドコモ側でランダムに自動生成したパスワードとなる点です。
これによって、メールアドレスと利用者が特定されても、利用者に関係する文字や数字から、IMAP専用パスワードを推測することは難しくなるため、メールアドレスへ不正にアクセスされる可能性が低くなります。
ドコモのIMAP専用パスワードの作成は、MyDocomoアプリのメール設定画面から行うことが出来ます。
NTTドコモのSIMカードを利用している方は、なるべく早くIMAP専用パスワードの設定と利用を開始するといいと思います。