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Apple IDを既存のメールアドレスなしで取得する方法

ここでは、Apple IDをメールアドレスなしで取得する方法をご紹介しています。


iPhoneは、Apple IDなしで利用することも可能ですが、Apple IDが無いとiPhoneを利用する上で何かと制限を受けます。

Apple IDを作成するには、受信可能なメールアドレスが必要になります。Apple IDは登録したメールアドレスがIDとなるので、既存のメールアドレスが無いと登録・取得することが出来ません。

Apple IDは、iPhoneの初期設定の途中でサインインする画面が表示されます。

では、既存のメールアドレスを持っていない場合や、既存のメールアドレスをApple IDに使用したくない場合にはどうするかというと、無料のiCloudメールを取得してApple IDを登録します。


iPHoneの初期設定の途中のApple IDへのサインイン画面をよく見ると、「Apple IDをお持ちでないか忘れた場合」という表示がありますので、そこから、無料のiCloudメールを取得しながら、Apple IDを取得登録できるようになります。

(iOS10までの初期設定では、初期設定画面のApple IDのサインイン画面で、「設定をあとで設定」を選択して、一度、iPhoneをApple IDなしで初期設定を完了させた後に、iPhoneの設定アプリからiCloudメールを取得して、Apple IDを取得してサインインする必要がありましたが、iOS11以降は、初期設定画面から無料のiCloudメールを取得しながらAppleIDを登録サインインできるように変更となっています。)

この方法は、子供用に初めてのスマートフォンでiPhoneを購入した時などは、まだ、受信可能なメールアドレスを持っていないといった場合も有効ですのでApple IDを登録する際の参考にしてみてください。


Apple IDの機能については、こちらのページをご覧ください。

iPhoneの初期設定については、こちらのページをご覧ください。



目次・メニュー
無料のiCloudメールアドレスでApple IDを取得した場合のメリットとデメリット
無料のiCloudメールを取得してApple IDを登録する方法


無料のiCloudメールアドレスでApple IDを取得した場合のメリットとデメリット

冒頭にもご紹介しましたが、Apple IDは、登録したメールアドレスがIDとなるので、メールアドレスを登録せずにApple IDを取得することは出来ません。

そのため、ここでご紹介している方法は、既存の携帯電話会社のメールアドレスや、GmailメールやYahooメールなどの既存のメールアドレスを使用せずに、Appleが無料で提供しているiCloudメールアドレスを使用したApple IDを取得する方法になります。


具体的な方法をご紹介する前に、無料のiCloudメールアドレスでApple IDを取得した場合のメリットとデメリットについて、ご紹介します。


メリット
1.既存のメールアドレスを使用しなくて済む
2.基本的に無料で利用できる
3.Apple IDのパスワードリセットする場合に、Appleからのリセットメールが受信が出来なくなる可能性が低い
4.Apple IDを推測されにくい
デメリット
1.Apple ID用にする場合に、iCloudメールを他の用途に使用できない


メリット

1.既存のメールアドレスを使用しなくて済む

初めてスマートフォン・携帯電話がiPhoneの場合のようなお子さんの場合には、既存のメールアドレスはまだ持っていないという場合にお勧めですね。


2.基本的に無料で利用できる

携帯電話のキャリアメールの用に、利用料金が発生するといったことがありません。


3.Apple IDのパスワードリセットする場合に、Appleからのリセットメールが受信が出来なくなる可能性が低い

Apple IDのパスワードを忘れた場合には、パスワードのリセットを行い、新しいパスワードを設定します。パスワードのリセットを行うには、AppleからのApple IDのリセットURLの書かれたメールを受信する必要があります。

この時に、キャリアメールをApple IDの登録メールアドレスにしている場合に、困ってしまうケースに、キャリアメールのアドレスを変更してしまっていて、Appleからのパスワードリセットのメールが受信できないといったケースです。Appleからのメールを受信できないと、基本的には、そのApple IDのパスワードは、セキュリティの理由からパスワードをリセットをすることが出来ません。

キャリアメールと呼ばれる携帯電話会社のメールアドレスでApple IDを取得した場合には、迷惑メール対策などでメールアドレスを変更することがあると思います。

携帯電話会社のキャリアメールは、一つのSIMカードに一つのメールアドレスしか登録することはできません。そのため、迷惑メール対策でメールアドレスを変更した場合には、以前のメールアドレス宛のメールは受信されません。

キャリアメールのアドレスを変更する場合には、Apple IDの登録メールアドレスの変更もしておけば問題無いのですが、携帯電話のメールアドレスを変更した時には、友人や知人へのアドレス変更案内などいろいろすることがあり、Apple IDの登録メールアドレスの変更まで気が回らないことも多いので、ついついApple IDの登録メールアドレスを変更し忘れるといったことになると、Apple IDのパスワードを忘れてしまった場合には、Apple IDのパスワードのリセットが出来ないといったケースになります。


4.Apple IDを推測されにくい

それまでいろいろな用途で使用してきたメールアドレスをApple IDとして使用すると、どうしても、Apple IDを推測される可能性があります。

Apple IDの登録メールアドレスが知られても、パスワードの漏洩や、メールアドレスを乗っ取りされない限り、問題はないのですが、知ったApple IDを使って、いたずらでApple IDの復旧依頼をされる場合があります。

iCloudメールアドレスをApple IDの登録メールアドレスのみに使用すれば、Apple IDを他の第三者から推測される可能性が低くなります。

これは、iCloudメールアドレスに限ったことではないですが、Apple IDの登録メールアドレスを他の用途で使用している場合、メール受信者には当然ですがメールアドレスを知ることが出来ます。

iCloudメール以外でも、そのメールアドレスをApple ID専用にしている場合には、同様にApple IDを推測されにくくなります。


デメリット

1.Apple ID用にする場合に、iCloudメールを他の用途に使用できない

iCloudメールでApple IDの登録メールアドレスにしたからといって、iCloudメールのApple以外へのメール送受信が出来なくなるということではありません。メリットのApple IDを推測される可能性が低いようにするためには、iCloudメールについては、他の用途には使用しないということです。



2.無料のiCloudメールを取得してApple IDを登録する方法

iCloudメールアドレスを新規取得してからApple IDを登録するには、次のいずれかの操作手順で行います。

  • iPhoneの初期設定のApple IDサインイン画面からiCloudメールを取得してApple IDを登録する方法
  • iPhoneの初期設定でApple IDサインインをスキップして初期設定を完了した後でiCloudメールを取得してApple IDを登録する方法

ここでは、1の「iPhoneの初期設定のApple IDサインイン画面からiCloudメールを取得してApple IDを登録する方法」をご紹介します。

操作手順は、以下となります。


iPhoneの初期設定のApple IDサインイン画面で、「Apple IDをお持ちでないか忘れた場合」を選択する
「Apple IDを作成」を選択する
「無料のApple IDを作成」を選択する
生年月日を入力する
氏名を入力する
メールアドレス入力画面で「無料のiCloudメールを取得」を選択する
取得するメールアドレスを入力する
パスワードを登録する
セキュリティ質問を設定する
利用規約に同意する
初期設定を完了する

1.iPhoneの初期設定のApple IDサインイン画面で、「Apple IDをお持ちでないか忘れた場合」を選択する

初期設定のAppleIDのサインイン画面で「Apple IDをお持ちでないか忘れた場合」を指でタップして選択します。

初期設定のAppleIDサインイン画面

2.「Apple IDを作成」を選択する

「Apple IDをお持ちでないか忘れた場合」選択メニューが表示されますので、「Apple IDを作成」を指でタップして選択します。

初期設定のAppleIDサインイン画面_AppleIDをお持ちでないか忘れた場合

3.「無料のApple IDを作成」を選択する

画面に表示されている「無料のApple IDを作成」を指でタップして選択します。

初期設定のAppleID画面で無料のApple-IDを作成



4.生年月日を入力する

Apple IDの作成が始まり、生年月日の入力画面が表示されます。

ドラムロールを使用して生年月日を入力します。

初期設定のAppleID画面で無料のAppleID作成_.生年月日登録画面

5.氏名を入力する

氏名の入力画面が表示されますので、氏名をそれぞれ入力します。

初期設定のAppleID画面で無料のAppleID作成_.名前登録画面

6.メールアドレス入力画面で「無料のiCloudメールを取得」を選択する

メールアドレスの入力画面が表示されますので、「無料のiCloudメールを取得」を指でタップして選択します。

初期設定のAppleID画面で無料のAppleID作成_.メールアドレス種別選択画面

7.取得するメールアドレスを入力する

iCloudメールの作成画面が表示されますので、取得したいiCloudのメールアドレス(@iCloudの前の部分)を入力します。

iCloudメールは、後からメールアドレスを変更することは出来ませんので、取得する場合には、その点に注意してメールアドレスを取得しましょう。

メールアドレスを入力したら、画面上部のメニューバーに表示されている次へを指でタップします。

初期設定のAppleID画面で無料のAppleID作成_.iCloudメールアドレス登録画面



iCloudメール作成の確認画面が表示されますので、問題なければ、「続ける」を指でタップします。

初期設定のAppleID画面で無料のAppleID作成_.iCloudメールアドレス登録確認画面

8.パスワードを登録する

パスワードの入力画面が表示されますので、パスワードを設定します。

ここで設定したパスワードが、Apple IDとiCloudメールのパスワードとなります。

初期設定のAppleID画面で無料のAppleID作成_.iCloudメールのパスワード設定画面

9.セキュリティ質問を設定する

パスワードを忘れた場合のためのセキュリティ質問を設定します。

セキュリティ質問は、全部で3つ設定しますので、以下の方法で設定します。

セキュリティ質問(質問1)を設定する

質問事項をドロップダウンメニューから選択します。

次に、その答え(回答)を入力して設定します。

初期設定のAppleID画面で無料のAppleID作成_.セキュリティ質問設定画面

10.利用規約に同意する

利用規約画面が表示されますので、利用規約を確認の上、同意をタップします。

初期設定のAppleID画面で無料のAppleID作成_.icloud利用規約同意

11.初期設定を完了する

後は、残りの初期設定を画面に従い完了します。


初期設定が完了した後に、設定アプリのApple ID画面を開くと、先程、取得したicloudメールアドレスが、Apple IDとして設定されているはずです。

/iCloudメールでAppleIDを取得した後のAppleID画面

以上で、」の設定は終了です。





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