LightningケーブルのMFi認証ケーブルって何？

Posted by：iPhoneビギナーズ

更新日：2020年11月20日
公開日：2020年11月7日

ここでは、iPhone（iPad）をパソコンと接続するUSBケーブルのMFi認証ケーブルについて、ご紹介しています。

MFI認証ケーブルとは、簡単に言うと、Appleの純正Lightningケーブルと同様の性能を持ったApple社以外から発売されているLightningケーブルのことです。

MFI認証ケーブルの商品パッケージには、「Made For iPhone」「Made For iPad」「Made For iPhone/iPad/iPod」と表記されています。これは、Lightningケーブルの差し込み部分にAppleが認めた純正チップを使用して、Appleが純正のLightningケーブルと同等と認証した証です。

MFI認証ケーブルと非MFI認証ケーブルの違い

MDI認証ケーブルと非MFI認証ケーブルの違いは、主に次の２点です。

データ通信の可否
接続先機器への損傷リスク

データ通信の可否

MFI認証ケーブルと非MFI認証ケーブルの違いの一つは、データ通信が出来るかどうかです。

非MFI認証ケーブルは、データ通信出来ない

非MFI認証ケーブルでは、iPhoneとパソコンとのデータ通信は出来ません。

ショップで売られている非MFI認証ケーブルには、ちゃんと「充電機能のみです」と明記された商品も売らていますが、非MFI認証ケーブルによっては、特に明記の無い商品もありますので注意が必要です。

MFI認証ケーブルは、Lightning端子にApple純正チップ（認証チップ）を使用しています

Lightningケーブルでパソコンとのデータ通信を行おうとする場合、パソコン側にインストールされているApple Mobile Device USB Driverというソフトが稼働します。

簡単に言うと、Apple Mobile Device USB Driverは、接続されたiphoneに対して通信を行おうと信号を送ります。信号を受信したiPhoneはiPhoneの認証データを送信します。これによって、Lightningケーブルで接続されたiPhoneとパソコンのデータ通信が確立して可能になります。

しかし、非MFI認証ケーブルのLightning端子はApple純正チップでないため、接続したiPhone側がデータ接続を拒否します。これにより、Lightningケーブルを接続しているのに、パソコンとLightningケーブルで札族されているiPhoneとのデータ通信が確立しません。

iPhoneとのデータ通信が確立していないので、パソコンのiTunes画面にもiPhoneのディバイスアイコンは表示されませんし、エクスプローラーやFinderにもiPhoneのアイコンは表示されても、写真フォルダーなどのデータフォルダーは表示されません。

よく、パソコンとLightningケーブル接続しているのに写真フォルダーが表示されないというのは、このようなことを原因の一つです。

非MFI認証ケーブルでも充電は可能

データ通信の出来ない非MFI認証ケーブルですが、充電器やバッテリーに接続することで、iPhoneに充電を行うことは可能です。

iPhone側のLightning差し込み口は、充電に関しては、MFI認証ケーブルの判別をしていないので充電は可能です。

非MFI認証ケーブルのリスク

接続先機器への損傷リスク

非MFI認証ケーブルは充電できるなら、価格もMFI認証ケーブルに比べて非常に安いので充電ケーブルと割り切って使用することも可能です。最近では、100均ショップでもLightningケーブルが売られていますからね。

しかし、iPhoneビギナーズとしては、あまり激安の非MFI認証ケーブルを使う気にはなれません。

以前、iPhone6を使用していた時に非MFI認証ケーブルで充電しようとした時にiPhoneが破損したことがあるからです。

iPhoneに充電器に接続した状態の非MFI認証ケーブルをさして充電した後、iPhoneの電源が入らなくなった事があります。そのiPhoneはApple Care＋に入っていなかったため、再購入となりました。

最近の非MFI認証ケーブルは、あまりそんな事は周りでは聞きませんが、iPhoneビギナーズはレンタカーに備わっているLightningケーブルにもiPhoneを接続しないようにしています。

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