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iphoneのCA「キャリアアグリゲーション」って何?

キャリアアグリゲーションといいWiFiといい、iphoneなどのスマートフォンを利用しているとLTEとか4G回線とか、いろいろと電波通信に関する言葉が出てきますね。でも、普通に携帯電話を利用していた人には、ちょっと難しくてチンプンカンプンだわという人も多いと思いますね。

このキャリアアグリゲーションとは、iphone6から利用することのできる携帯電話回線を使ったLTE通信を高速化する仕組みです。

はじめてiPhoneやスマートフォンを利用する人にとっては、通信回線といっても、WiFiやLTEや、4G回線、プラチナバンドなど、いろいろな言葉が出てきて、何んのことやらさっぱりわからないという人もいますよね。そんな方でもわかるように簡単にこのキャリアアグリゲーションについて説明したいと思います。


キャリアアグリゲーションの仕組みと特徴

まずは、最初に、キャリアアグリゲーションの特徴を簡単にまとめると次の4点になりますね。

キャリアアグリゲーションは、LTE通信技術の一つ

一年ほど前に、携帯電話会社がこぞってLTE回線のテレビコマーシャルを流していたと思いますが、このキャリアアグリゲーションは、そのLTE回線の通信技術の一つです。

キャリアアグリゲーションとは、異なる周波数帯のLTE回線を二つ束ねて利用する通信技術です。


キャリアアグリゲーションは、速度低下が起こりにくい

キャリアアグリゲーションは、データ通信の速度低下が起こりにくというのが、一番の特徴です。

二つの異なる周波数帯のLTE回線を利用するので、電波状況に応じて、どちらかのLTE回線の受信状況が悪化しても、もう一つのLTE回線でそれをカバーすることで、極端な速度低下が起こりにくいのが特徴です。



キャリアアグリゲーションは速い?!

テレビコマーシャルで記憶されていると思いますが、LTE回線は、データ通信速度が速いのが特徴です。
そのLTE回線を二つ束ねて利用することで、キャリアアグリゲーションは、データ通信速度が速いとの言われていますが、厳密にはそれは間違いです。

現在、日本で携帯電話会社で使われているLTE回線には、auとドコモの対応しているFDD規格と、ソフトバンク、Yモバイルなどが対応しているTDD規格の二つがあります。

通信最大速度は、FDD規格が下り150Mbps、TDD規格が下りで110MMbpsの速度が出来ると言われています。

現時点で、キャリアアグリゲーションの仕組みを対応しているのは、日本ではauだけですが、キャリアアグリゲーションに対応したらかといって、通信速度が150Mbps以上になるわけではありません。

実感的には、通信速度は速くなる

技術的な点では、FDD規格を利用している場合、キャリアアグリゲーション対応と未対応で最大通信速度は同じですが、先ほど説明したように、キャリアアグリゲーションに対応していると、LTE回線の電波の強弱に影響される可能性が低く速度低下が発生しづらくなるので、実際の使用感としては、キャリアアグリゲーションに未対応に比べて、通信速度は速くなると言われています。

実際に、auの実験データでも、他社に比べて実データ速度が速いということが発表されています。


キャリアアグリゲーションを利用すには、携帯電話会社で対応している必要がある

2014年12月時点で、日本の携帯電話会社でキャリアアグリゲーション対応のLTE回線を提供しているのは、auだけです。

キャリアアグリゲーションを利用できるiPhone6・6Sを持っていても、ソフトバンクや、ドコモの契約者は利用することができません。




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