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iPhoneのSHSH(シュシュ)って何?

ちょっとマニアックな内容になりますが、iPhoneの用語で、SHSHという言葉があります。

尚、SHSHは通常iphoneを使用する上で知らなくてもほとんど問題になりませんので、興味の無い人は読み飛ばしてくださいね。

SHSHとは、正式にはSignature Hash(シグネチャーハッシュ)という名前なのですが、一般的には、略してSHSH(シュシュ)と呼ばれています。シュシュというと女性の可愛らしい髪を束ねる髪飾りと同じですね。

名前は可愛らしいですが、iPhoneのSHSH(シュシュ)は、その名前とは裏腹に、隠れた場所で重要でシビアな働きをしています。


ここでは、iPhoneのSHSH(Signature Hash シグネチャーハッシュ)の機能についてご紹介しています。


SHSH(シュシュ)の機能は、iOSのバージョンの限定(ダウングレードの防止)

SHSHの機能は、一言で簡単に言ってしまうと、iOSのバージョンの限定(ダウングレードの防止)になります。

iPhoneって、一度バージョンアップすると古いバージョンのiOSに戻すことが出来ないと言われますが、その仕組みに関係しているのが、このSHSHなのです。

SHSHの内部には、このiPhoneが使用することのできるiOSのバージョンアップが書き込まれています。



SHSHの働き

簡単にSHSHの働き(機能)を以下に説明しますね。

SHSHの発行
iPhoneのiOSをバージョンアップしようすると、iTunesを利用している時には、パソコンがAppleのSHSH発行サーバーにアクセスします。(Wi-Fi接続でiOSのバージョンアップをする時には、iPhoneがAppleのSHSH発行サーバーアクセスします。
アクセスしたAppleのSHSH発行サーバーで、そのiPhone用のSHSHが発行されます。
iOSのダウンロード
Appleのサイトから、最新のiOSがダウンロードされます。
SHSHに書き込まれたバージョンとiOSのバージョンを照合チェック
iPhoneにインストールしようとしているiOSのバージョンが、SHSHに書き込まれたiOSのバージョンと一致しているかの照合チェックが行われます。
バージョン一致の場合のみiOSをインストール
3のバージョンの照合チェックで、一致した場合のみ、iPhoneにiOSがインストールされます。

なぜ、iOSのダウングレード防止になるのか?

iPhoneのiOSの復元や、バージョンアップをする時には、必ず、AppleのSHSH発行サーバーでSHSHの発行がされます。その時に発行されるSHSHには、Appleが今利用することの可能なiOSのバージョンしか書き込まないからです。

そのため、仮に、古いバージョンのiOSのファイルをパソコンに保存してあっても、古いバージョンのiOSをiPhoneにインストールすることが出来ないようになっています。





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