iCloud（アイクラウド）のバックアップ機能と保存されるデータについて
| category:iCloud（アイクラウド） | Posted by： | 更新日：2021年1月27日 公開日：2015年12月18日 |
はてなブックマークに追加iCloud（アイクラウド）のバックアップ機能の注意点とiCloudのバックアップで保存されるデータについて、ご紹介しています。
iPhoneデータをバックアップする方法には、次の二つの方法があります。
- iCloudによるバックアップ
- iTunesによるバックアップ
iCloudによるバックアップと、iTunesによるバックアップでは、作成する方法も違いますし、バックアップされるデータの内容にも違いがあります。
iCloudによるバックアップは手間もかからず便利ですが、利用する上で注意すべき点も多いのでその機能をよく理解して利用しましょう。
目次・メニュー
iCloudでバックアップされるデータについて
iCloudのよるバックアップで保存されるデータは、次の９つのデータになります。
- iPhoneの設定アプリ内の設定データ
- 設定アプリで設定したるiOSの設定や、アプリの設定内容が保存されます。
- フォームウェアであるiOS自体は保存されない
- ホーム画面の構成とAppの配置
- 使用していたホーム画面の枚数と各ホームページのApp（アプリ）の配置データが保存されます。
- iPhoneの動作状態データ
- iCloudによるバックアップをした時に開いていたアプリなどのiPhoneの動作状態データも保存されます。
- iPhoneにインストールされているAPP（アプリ）のデータ
- iPhoneにインストールされているAppのアプリとしてのデータとApp内に保存されているデータが保存されます。
- iPhoneにインストールされているAppのアプリとしてのデータは、無条件でバックアップされますが、App内で保存されているデータについては、設定アプリのiCloud設定で保存の有無を選択することができます。
- App（アプリ）内の課金データ・認証キーなどは保存されない場合がある
- ミュージックアプリのCDからの音楽データは保存されない
- カメラロールに保存されている写真とビデオ
- 標準メッセージアプリのデータ
- iOS11.4以降のiPhoneから、Appleの提供している標準アプリで利用されるiMessageデータと、SMSメールデータ、MMSメールデータは保存されます。また、ビジュアルボイスメールのデータも保存されます。
- 着信音
- Visual Voicemail（ビジュアルボイスメール）
- 留守番電話サービスの録音内容が送付されたVisual Voicemail（ビジュアルボイスメール）の音声データも保存されます。
- ホームキット構成データ
- 家電などのリモコン機能としてiPhoneのホームキットの構成データも保存されます。
iCloudのバックアップ機能で注意する点
iCloudのバックアップは完全なバックアップではない
大変便利なiCloudのバックアップ機能ですが、iPhoneの完全なバックアップデータが保存されるわけではありませんので注意が必要です。
iCloudでバックアップされるデータは、上でご説明した９つのデータになります。iPhoneの完全なバックアップデータを保存するには、iTuensでのバックアップを行う必要があります。
バックアップデータが容量制限を超える場合にはバックアップできない
iCloudでバックアップされるデータについて、ご紹介してきましたが、iCloudによるバックアップで一番注意する点が、バックアップするデータの容量が、iCloudの容量を超える場合には、バックアップはされないという点です。
iCloudによるバックアップには容量制限がある
iCloudは、利用できる容量の制限があります。無料で利用できるiCloudの容量は、５GBとなります。
このiCloudの容量は、有料プランに変更することで、容量を増やすことができます。
- 50GBプラン
- 料金月額130円
- 200GBプラン
- 料金月額400円
- 1TGBプラン
- 料金月額1300円
フォームウェアであるiOS自体は保存されない
iCloudによるバックアップで保存されるデータには、iOSプログラムは含まれない
設定アプリ内の設定データが保存されるとご紹介すると、人によっては、iPhoneの基本ソフト（フォームウェアとも呼ばれます）であるiOSも保存されると思われるかもしれませんが、iOS自体は保存されません。
バックアップされるのは、使用しているiOSのバージョンで、iOSのプログラムは保存されません。
尚、フォームウェアが保存されない点は、iTunesによるバックアップでも同じです。
App（アプリ）内の課金データ・認証キーなどは保存されない場合がある
ゲームアプリや、ナビゲーションアプリなどアプリ内で購入したオプション機能やサービスの認証キーなどは、iCloudのバックアップとは別にアプリの設定で別途iCloudに保存と設定しておかないといけないものもありますので、注意が必要です。
ミュージックアプリのCDからの音楽データは保存されない
Appのデータでもう一つ注意する点は、iTunesStoreで購入した音楽データやビデオデータ以外は、iCloudによるバックアップでは保存されません。
多くの人が、CDの音楽データをパソコンのiTunesに取り込み、iPhoneへ同期していると思いますが、このようなCDから取り込んだ音楽データ（ミュージックデータ）は、iCloudのバックアップでは保存されません。
iCloudによるバックアップは全自動ではない
iCloudによるバックアップは、よく自動バックアップと言われますが、完全全自動ではありません。
必ず毎日１回バックアップが保存されていると思っているとちょっと慌てることもありますよ。
- iCloudのバックアップ機能と保存されるデータについてのページ先頭に戻る
- iCloud（アイクラウド）の知識と使い方のページはこちらです
- iPhoneバックアップのやり方を表示する
- iCloudバックアップの機能と操作・使い方のページを表示する
- iPhoneバックアップの記事一覧ページを表示する
- iCloudバックアップのメリットとデメリットを表示する
- iTunesによる暗号化なしのiPhoneバックアップデータについては、こちらをご覧ください。
- iTunesによる暗号化したiPhoneバックアップデータについては、こちらをご覧ください。
