無記名PASMOと記名PASMOの違い
category:PASMO | Posted by: | 更新日:2021年6月5日 公開日:2021年5月28日 |
PSAMOには、大人用PASMOと小児用PASMOの違いとは別に、記名PASMOと無記名PASMOといった記名有り無しの2種類のPASMOがあります。
iPhoneのWalletアプリにApple Payの交通機関電子マネーとして登録できるPASMOも、記名PASMOと無記名PASMOの2種類のPASMOを登録して利用することが出来ます。
ここでは、記名PASMOと無記名PASMOの違いについてご紹介しています。
尚、小児用PASMOはiPhoneのApple Payには登録して使用することは出来ません。
目次・メニュー
- 記名PASMOは個人情報の届け出登録が必要
- 無記名PASMOと記名PASMOの共通点
- 記名PASMOだけの機能
- Apple Payに記名PASMOを登録するとそれ以降無記名PASMOは登録できない?!
記名PASMOは個人情報の届け出登録が必要
無記名PASMOは、交通機関のPASMO対応の自動券売機等で個人情報は一切登録せずに発行することができますが、記名PASMOは、発行時にPASMOを発行運営している株式会社PASMOに次の個人情報を届け出登録する必要があります。
以下は、カード型記名PASMOを発行する時に、交通機関の発行窓口の記名PASMO申込書の届け項目です。
- 氏名
- 生年月日
- 性別
- 連絡先電話番号
iPhoneで新規記名PASMOを発行する場合(モバイルPASMO)には、上記以外のメールアドレス等の情報を登録する必要があります。
モバイルPASMOの登録項目については、こちらのページをご覧ください。
無記名PASMOと記名PASMOの共通点
次のPASMOの機能は、記名・無記名に関係なく共通で利用することができます。
- 電車・バス交通機関のSF機能
- PASMO対応の電車・バスのタッチセンサーでの入場・運賃支払い
- 電子マネー支払い機能
- PASMO対応交通系電子マネー対応の店頭レジ・自動販売機でのタッチセンサーによる商品代金の支払い
- タクシー料金の支払い機能
- PASMO対応タクシー会社のタッチセンサーによる運賃支払い
- 残高履歴確認
- iPhoneのWalletアプリまたPASMOアプリでの残高確認、利用履歴確認
- 商店・コインロッカー・駐車場・駐輪場の電子マネー支払い
- PASMO対応のコインロッカーや飲食店・商店、駐輪場・駐車場のタッチセンサーによる運賃支払い
PASMOとSuicaは、相互利用可能になっているので、PASMO対応マークが無くても、Suica対応マークがあれば、PASMO電子マネー支払いを行うことができます。
尚、この機能が、無記名PASMOで利用できる機能となります。
記名PASMOだけの機能
記名PASMOの場合、先程ご紹介した無記名PASMOと記名PASMOの共通の特徴の他に、次のことが出来るようになります。
- カード型PASMOの場合
- 紛失時の再発行(但し、手数料が必要)
- クレジットカードによるオートチャージ機能(対象クレジットカードが必要)
- 定期券購入
- 定期券の有効期間外での交通機関のSF利用停止機能
- モバイルPASMOの場合
- PASMOの名称登録
- 紛失時の再発行(手数料不要)
- クレジットカードによるオートチャージ機能(対象クレジットカードが必要)
- 定期券購入
- 定期券の有効期間外での交通機関のSF利用停止機能
- 音声案内サービスの利用停止機能
- バス利用特典サービス確認機能
尚、小児用PASMOは、年齢制限があるので無記名PASMOの発行は出来ません、小児用PASMOは全て記名PASMOとなります。12歳となる年度の3月31日を過ぎて小児料金対象外になると大人用PASMOへの変更が必要となります。
Apple Payに記名PASMOを登録するとそれ以降無記名PASMOは登録できない?!
iPhoneのApple Payには、記名PASMOと無記名PASMOのどちらでも新規発行や取り込み登録することができます。
但し、一度、記名PASMOを新規発行したり、記名PASMOをiPhoneのWalletアプリに登録すると、それ以降は、次のように全てが記名PASMOとなります。
- 既に取り込み済みの無記名PASMO
- 新規発行または新たにWalletアプリに追加登録した場合、既にiPhoneのWalletアプリの無記名PASMOは、新たに登録された記名PASMOの個人情報のもう一つの記名PASMOとなります。
- 新たにカード型の無記名PASMOをiPhoneに取り込んだ場合
- iPhoneに既に登録されている記名PASMOの個人情報の別のもう一つの記名PASMOとなります。
つまり、一度、iPhoneで記名PASMOが登録されてると、それ以降無記名PASMOは登録できなくなります。但し、iPhoneの工場出荷状態にリセットを行い、新規iPhoneとして初期化した場合には、無記名PASMOは登録することはできます。
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