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iCloudバックアップは3世代保存される

icloudのバックアップが、iTunesのバックアップと異なる1つの特徴に、iCloudバックアップの世代管理があります。


iTunesでiPhoneのバックアップを保存した場合には、基本的にバックアップ保存先フォルダーにバックアップが上書き保存されます。

しかし,iCloudでiPhoneのバックアップを保存した場合には、iCloudのストレージ上にあったiPhoneのバックアップとは、別に、新たにバックアップが保存されます。

icloudのバックアップ機能は、iTunesのバックアップ機能と異なり、最新のバックアップとは別に、古いバックアップも保存されます。






1.iTunesのバックアップは、上書き保存

パソコンのiTunesでバックアップを保存すると、次の様にiPhoneまたはiPadなどのバックアップがパソコンに保存されます。


保存先
取られてバックアップは、iTunesで設定されたバックアップ保存先に保存されます。
iTunesのバックアップの保存先は、iTunesの設定で決められています。iTunesの環境設定には、保存場所などの項目もありません。基本的に変更することは出来ません。
ファイル
バックアップは、iPhoneに設定されている名称と保存日時の名前で保存される
最新のバックアップのみ保存(上書き保存)
iTunesのバックアップは、保存される時に、既存のバックアップファイルは削除され、最新のバックアップファイルしか保存されません。

iTunesのバックアップは、最新のバックアップファイルしか保存されませんので、1つ前のバックアップを復元して、前の状態に戻るということは出来ません。






2.iCloudのバックアップは、3世代管理保存

iCloudバックアップは、iCloudのストレージ上に、同じAppleIDのiOS機器のバックアップを次のように、3つ保存します。

最新のバックアップファイル
1つ前のバックアップファイル
2つ前のバックアップファイル

このように、icloudバックアップは、3世代のバックアップファイルが保存されてるようになっています。

3世代管理しているので、iCloudのバックアップを復元する時に、最新のバックアップではなく、1つ前のバックアップファイルを指定して復元することが出来ます。






3.iCloudのバックアップの世代管理は、icloudのストレージ容量をひっ迫する

バックアップファイルを3世代管理していることは、基本的に利用者にとって、二つ前の状態にiPhoneやiPadを戻すことが出来る点で大きなメリットなのですが、実際には、デメリットになることの方が多い場合があります。

それは、バックアップファイルを3世代保存しているということは、それだけ、iCloudのストレージ容量を消費しているということになるからです。

iCloudを無料で利用できる容量は、5GBです。

icloudバックアップは、完全バックアップではないので、iPhoneのメモリ容量がバックアップファイルサイズとなるわけではありませんが、それでも、平均的に2から3GB程度になるので、3世代のバックアップを保存すると、5GBのサイズでは保存できずに、「iCloudのストレージ容量が不足しています」とメッセージが表示され、iCloudバックアップが保存できないといった状況になる場合があるからです。


iCloudを有料サービスで50GBなどの大容量で利用している場合には、icloudバックアップの3世代管理は、利用者にとってメリットがありますが、無料の5GBの容量で利用している場合には、icloudのストレージ容量をひっ迫するというデメリットの方が高いかもしれませんね。




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