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同じAppleIDを使っているiOS機器は、同じiCloudにバックアップされる

iCloud(アイクラウド)を利用するには、AppleIDでサインインする必要があります。

1台のiPhoneや、iPadだけを使用している場合には、ほとんどの人が、一つのAppleIDだけを取得してそのAppleIDでiCloudにサインインして利用していると思います。


2年経って新しいiPhoneやiPadに機種変更した場合にも、今までの機種で利用してきたAppleIDを新しい機種でも利用されると思います。

この事自体は、一番スタンダードな利用方法なのですが、ちょっとだけ、気を付けることがあります。

それは、iCloudに同じAppleIDでサインインしているiOS機器は、同じiCloudにバックアップされるということです。





ここでは、同じAppleIDを使用している場合のiCloudのバックアップで気を付ける点をご紹介しています。



1.同じAppleIDでiCloudにサインインしているiOS機器のバックアップは、全て同じiCloudのストレージ領域に保存される

同じAppleIDでiCloudにサインインしているiPhoneやiPadなどのiOS機器のバックアップは、全て同じ一つのiCloudのストレージ(保存)領域に保存されます。

当たり前と言っては当たり前なのですが、以外に、知らない人がいることに驚くことがあります。

特に、iPhoneを個人で利用している人が、会社でiPadを使用することになってiPadを貸与されて使用している人から、「会社のiPadのiCloudのバックアップが出来ない。どうも、会社のiPadと個人のiPhoneが同じiCloudにバックアップされているので、領域が不足している」と質問されることがあります。

これは、会社から貸与されたiPadの初期設定の時に、個人で利用しているiPhoneのAppleIDでサインインしてしまったことが原因です。

同じAppleIDでicloudにサインインしているので、iPhoneとiPadは、当然、同じiCloudのストレージ(保存)領域に保存しようとするので、無料で利用できる5GBの領域がいっぱいになって、後からiCloudにバックアップしようとしたiPadがバックアップ出来なかったという現象です。


会社と個人でiOS機器を使用している場合には、別々のAppleIDを取得して利用した方がいい

確かに、AppleのWebサイトを見ると、1人に一つのAppleIDの使用を推奨しているような記述になっています。

しかし、先程の会社用と個人用のiOS機器を複数利用する場合のケースでは、iPad用に新たなAppleIDを取得してiCloudにサインインした方がいい場合があります。

会社用と個人用で同じAppleIDを使用する場合、iCloudのバックアップだけでなく、連絡先アプリやメールアプリのデータも同期されてしまうので、注意が必要です。

同じAppleIDでiPhoneとiPadでiCloudにサインインするメリットとデメリットについては、こちらのページをご覧ください。






2.不要になった古い機種のiCloudのバックアップも自動では削除されない

同じAppleIDを使用しているiPhoneやiPadの機種変更後で気を付けないといけないのは、不要になった古い機種のiCloudのバックアップは自動では削除されず、保存され続けるという事です。

機種変更後の一定期間は、古い機種のバックアップがicloudに保存されるのは、復元のやり直しが出来るなど、メリットがあるのですが、機種変更が完了した後も、ずっと古い機種のバックアップがiCloudに保存され続けるのは、iCloudのストレージの領域を無駄に消費するだけです。

iOS機器は、iOSのバージョンをアップした後に、古いバージョンのiOSには戻ることが出来ません。そのため、古いバージョンのバックアップを保存してあっても、復元できる可能性はかなり低いので意味がありません。

機種変更した後、iOSのバージョンアップした時を目安に古い機種のicloudのバックアップファイルは、削除しておくといいでしょう。




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