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AppleMusicのiCloudミュージックライブラリを利用する上での注意点

ここでは、AppleMusicのiCloudミュージックライブラリを利用する上での注意点について、ご紹介しています。

AppleMusicで利用することのできるiCloudミュージックライブラリは、自分でiTunesに取り込んだ音楽CDについても、iCloudミュージックライブラリにアップルロードすることが出来き、AppleMusicの曲と同様に、ダウンロードやストリーミング再生を行うことができる便利な機能です。

iPhoneで音楽を聴く上で、とても便利なiCloudミュージックライブラリ機能ですが、利用する上で少しだけ次の点について、注意が必要です。

データ通信量に注意が必要
取り込んだ音楽CDの場合ファイル形式がAAC形式に変換される
iCloudミュージックライブラリの曲はDRM(著作権保護機能)付きになる

1.データ通信量に注意が必要

iTunesのミュージックライブラリの曲をiCloudミュージックライブラリに保存しておけば、いちいちiPhoneに曲を同期しなくても曲を聴くことができるので、とても便利なのですが、同期と異なり、iCloudミュージックライブラリは、iCloudとiPhoneの間で、データ通信が必要になるので、データ通信量に注意が必要です。

iCloudミュージックライブラリに保存されている曲をダウンロードするには、その曲のサイズのデータ通信が必要になります。

Wi-Fi接続環境が無い環境でiCloudミュージックライブラリを使用した場合には、モバイル通信回線を利用するので、携帯電話会社とのデータ通信量の制限にひっかる可能性があります。

最近では、携帯電話会社のプランによっては、20GBコースや、50GBコースなどのプランがあるので、そのようなプランに契約している人はあまり問題にならないかもしれませんが、2GBプランや5GBプランで契約している人の場合には、注意しないと、すぐに、データ通信量がオーバーして、速度制限の対象になる可能性があります。



2.取り込んだ音楽CDの場合ファイル形式がAAC形式に変換される

多くの人は、あまり気にならない点かもしれませんが、iTunesのミュージックライブラリの曲をiCloudミュージックライブラリにアップロードすると、アップロードされた曲のファイル形式に関係なく、すでにその曲がiTunesStoreで販売されている場合には、販売されているAAC形式のファイル形式で保存されます。

人によっては、レートやファイル形式をこだわってiTunesに音楽CDを取り込んであっても、iCloudミュージックライブラリに保存された曲は、上記のように、AAC形式の音楽ファイルに変換されます。

iCloudミュージックライブラリにアップロードされた曲は、AAC形式に変換されますが、iTunesのミュージックライブラリに保存されているアップロード元の音楽ファイルは、元の音楽形式で変更はされません。


iTunesミュージックライブラリ内のオリジナルの音楽データは、バックアップしておくと安心

アップロードの元のiTunesのミュージックライブラリの曲は、ユーザーが音楽CDから取り込んだ形式で変換はされないのですが、出来たら、通常のiTunesフォルダーとは別に、バックアップを保存しておく方がいいでしょう。

例えば、次のようなケースの場合、オリジナルの音楽ファイルをバックアップしておかないと、残るのは、AAC形式の音楽ファイルのみとなります。

iTunesのミュージックライブラリの曲を削除した
曲を聴こうと、iCloudミュージックライブラリからその曲をダウンロードしすると、iTunesのミュージックライブラリの曲はAAC形式となります。
iTunesのミュージックライブラリにオリジナルの音楽ファイルがある場合には、勝手にダウンロードしませんが、iTunesのミュージックライブラリに該当する曲が無い場合には、iCloudミュージックライブラリから曲がダウンロードされ、iTunesのミュージックライブラリにはオリジナルと異なるAAC形式の曲が保存されます。


3.iCloudミュージックライブラリの曲はDRM(著作権保護機能)付きになる

iCloudミュージックライブラリにお手持ちの音楽CDの曲をアップロードした時に、一番問題となるのが、このDRM(著作権保護機構)付きになる点ですね。

通常、ユーザーがお手持ちの音楽CDをiTunesで取り込んだ場合には、DRM無しでiTunesのミュージックライブラリに取り込まれます。

しかし、その曲をiCloudミュージックライブラリにアップロードすると、DRM付きとなります。

DRM付きになると何か問題になるかというと、iCloudミュージックライブラリからダウンロードしたDRM付きの曲は、著作権保護機能が付いているので、コピーすることが出来ないという点です。

iCloudミュージックライブラリにアップロードした場合に、曲にDRMが付くケースについては、こちらのページをご覧ください。


AppleMusicを利用中は、DRM付きでも問題なく聴くことができるが、AppleMusicを解約した後は、ダウンロードした曲はDRM付きなので聴くことが出来ない

曲の形式と同様に、アップロードの元のiTunesのミュージックライブラリの曲は、勝手にDRM付きには変換されません。

iTunesのミュージックライブラリにDRM無しのオリジナルの音楽ファイルがある場合には、あまり問題になりませんが、iTunesのミュージックライブラリから曲を削除してしまった場合には、iCloudミュージックライブラリからダウンロードした段階で、その曲はDRM付きの音楽ファイルでiTunesのミュージックライブラリに保存されます。

先ほどご紹介したように、勝手にDRMは付かないので、問題にはなりませんが、iTunesの不具合でiTunesフォルダーがおかしくなる場合もありますので、ご自分の音楽ファイルは、iTunesフォルダーとは別にバックアップ保存をしておく方がいいと思います。




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