1つのiPhoneで複数のApple IDは使い分けて使用できる
category:Apple ID | Posted by: | 更新日:2021年1月27日 公開日:2016年12月26日 |
ここでは、1つのiPhoneで複数のApple IDの使い分けについて、ご紹介しています。
Apple IDは、一人に一つが基本になりますが、実は、複数のApple IDを取得して使い分けて使用することができます。
ビジネスで2台のiPhoneを利用している人や、アプリの共用利用のために、家族でApple IDを利用している人などは、複数のApple IDを利用すると便利になることがあります。
iPhoneでApple IDでサインインする機能について
iPhoneの機能の中で、Apple IDを使ってサインインする機能は、次の4つの機能になります。
- iCloud
- FaceTime
- iTunes StoreとApp Store
- iTunes StoreとApp Storeは、Apple IDのサインイン設定も同一になります。
- iMessage
4つの機能は、別々のApple IDでサインインすることができる
多くの人は、先程の4つの機能を同一のApple IDでサインインしていると思いますが、実は、この4つの機能は、次のように、1つのiPhoneで別々のApple IDでサインインすることが出来ます。
- iCloud
- Apple ID-A
- FaceTime
- Apple ID-B
- iTunes StoreとApp Store
- Apple ID-C
- iMessage
- Apple ID-D
4つのApple IDで使い分けするメリットとデメリット
4つの機能をそれぞれのApple IDでサインインして使い分けするメリットとデメリットを理解するには、まず、iTunes Store(App Store)をメインに考えると分かりやすいと思います。
iCloudを別のApple IDでサインインするメリットとデメリット
メリット
- iCloudの容量を有効活用できる
- 無料で利用できるiCloudの容量は、5GBとなります。複数のApple製品で同じApple IDでサインインすると、サインインしているApple製品の全てのバックアップが、同一のiCloudに保存されます。
- たとえば、iPhoneとiPadで、iTunes Store(App Store)は、同じApple IDを使用して、iCloudを別々のApple IDを使用することで、それぞれの機種で、無料の5GBを利用することができます。
- ご家族で複数のiPhoneを利用している場合で、アプリを共有利用するために同一Apple IDを利用している場合には、icloudだけは、iTunes Store(App Store)のApple IDと別にしておく方がいいでしょう。
デメリット
- 連絡先・写真・メール・カレンダーなど同期が出来ない
- 利用しているApple製品毎に、別々のApple IDを使用すると連絡先や写真などの同期が出来なくなります。
- たとえば、iPhoneとiPadで、iTunes Store(App Store)は、同じApple IDを使用して、iCloudを別々のApple IDを使用すると、連絡先は、それぞれの製品毎に作成されるので、入力する手間が増えるのと、メンテナンスをちゃんとしておかないと、データがぐちゃぐちゃになる可能性があります。
- 同期が必要な場合には、複数のApple製品で同一Apple IDでiCloudにサインインして、バックアップはiCloudではなくパソコンのiTunesを利用するか、iCloudの有料プランを利用するかを検討しましょう。
FaceTimeを別のApple IDでサインインするメリットとデメリット
FaceTimeを別のApple IDでサインインするメリットとデメリットは特段ありませんが、強いて言えば、つぎのようなメリットがあるくらいです。
メリット
- iCloudメールアドレスをApple IDとしている場合に、iCloudメールアドレスを知られない
- FaceTine設定で、相手に携帯電話番号を知られたくない場合に、相手への通知を携帯電話番号ではなくApple IDとすることが出来ます。その際に、Apple IDにiCloudメールアドレスを利用している場合は、携帯電話番号ではなくiCloudメールアドレスが相手に表示されます。
- iCloudメールアドレスも相手に知られたくない場合には、別のApple IDを利用することでiCloudメールアドレスを知られずにすみます。
iMessageを別のApple IDでサインインするメリットとデメリット
iMessageを別のApple IDでサインインするメリットとデメリットは、Face Timeを別のApple IDで使用する場合と同じです。
メリット
- iCloudメールアドレスをApple IDとしている場合に、iCloudメールアドレスを知られない
- iMessage設定で、相手に携帯電話番号を知られたくない場合に、相手への通知を携帯電話番号ではなくApple IDとすることが出来ます。その際に、Apple IDにiCloudメールアドレスを利用している場合は、携帯電話番号ではなくiCloudメールアドレスが相手に表示されます。
- iCloudメールアドレスも相手に知られたくない場合には、別のApple IDをiMessageに利用することでiCloudメールアドレスを知られずにすみます。
Appleでは、一人に1つのApple IDを使用することを推奨しています。
ここでご紹介しているメリットとデメリットは、全ての人に当てはまるものではありません。
Apple製品の使用環境や使用状況によっては、ここでご紹介していないデメリットを感じる場合もあるかと思います。別々のApple IDを利用するかどうかは、連絡先などのご自分にとって重要なデータも関係しますので、ご自分の使用状況を考えてご利用することをお願いします。
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