iPhoneの修理を依頼する業者には、正規と非正規の修理業者の2種類がある
category:iphone修理&故障不具合の時の対処方法 | Posted by: | 更新日:2021年1月27日 公開日:2018年11月14日 |
iPhoneの修理を依頼する場合に、次のように、正規の修理業者と非正規の修理業者の2種類の依頼先があります。
- 正規の修理業者
- 1.Apple直営のAppleStore
- 2.正規サービスプロバイダー
- 非正規の修理業者
- 1.総務省認定修理業者
- 2.街中の非総務省認定修理業者
アイフォンビギナーズは、今まで正規の修理業者の正規サービスプロバイダーと非正規の総務省認定修理業者の二つの修理業者でiPhoneを修理した経験があります。
車の修理工場も、正規のディーラーと街中の修理工場がありますね。
よく車の修理は、正規ディーラーに出しても、結局下請けの街中の修理工場で修理されるから、信頼できる街中の修理工場に修理を出した方が安く済むよなんてことが言われることがあります。
iPhoneの修理も、AppleCare+に加入していないと正規の修理業者では修理料金が高いので、街中の非正規の修理業者に出した方が安く修理が出来ると思われていますね。
実際に、街中の非正規の修理業者のWebサイトや店頭の修理価格を見ると、正規より、かなり安い金額が表示されています。
それなら、街中の非正規の修理業者で修理した方がいいんじゃないかと思われるとおもいますが、非正規の修理業者を利用する上で絶対に理解しておくことが2点あります。
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非正規の修理業者で修理をしたiPhoneは、正規の修理業者では修理は出来ない
iPhoneの液晶画面ガラスを割ってしまった時に、修理費用だけを比べて、街中の非正規修理業者に修理を依頼する場合には、注意が必要です。
それは、一度でも、非正規修理業者で修理をしたiPhoneは、正規の修理業者での修理を受けることが出来なくなる点です。
正規の修理業者以外で修理をした場合には、iPhoneの保証の対象外になることは知っていたけど、修理自体も正規の修理業者で受付てくれないなんて知らなかったという人もいると思います。
無償での保証修理ではなく、有料の修理も含めて全ての修理の受付てくれません。不具合の状況の確認もしてくれません。
家電製品や、カーナビなどの場合、メーカーの修理サービス以外で修理した製品の修理は、有料で修理後の保証は担保しないという条件で修理を受け付けてくれるメーカーもありますが、Appleの製品については、一度でも非正規修理店の修理を行った製品については、修理依頼を受けてくれないようになります。
ただし、2017年秋頃から、Appleの保証ポリシーが変更されたようで、有償修理になりますが、一部の修理内容については非正規の修理業者での修理履歴があってもAplleStoreと正規サービスプロバイダーで修理の受付をしてくれるようになりました。
非正規修理業者の修理は、正規修理業者にはわかってします
よく修理交換される充電電池や、液晶画面パネル、筐体ケースには、Apple純正の固有のマーク(小さなQRコード等)がついています。
このApple純正の固有マークのついて純正部品は、非正規修理業者が入手することは不可能です。
Appleは純正部品の供給は直営AppleStoreと正規サービスプロバイダー以外には供給していません。
たまに非正規修理業者でApple純正部品使用と表示しているのを見かけますが、Appleの部品製造メーカーが契約違反で横流しでもしない限りはApple純正部品は入手できないので、信憑性はかなり?ですね。
ガラス交換だけでも、非正規部品であることは判明します
「非正規修理業者で画面ガラス割れを交換しただけだから、正規修理業者には非正規修理業者で修理したことなんて分からないよ」と思っているあなた、それは間違いです。
iPhoneの画面ガラス割れの修理は、液晶画面パネルごとの交換修理となります。表面のガラス部分の交換ではありません。
液晶画面パネルから割れたガラス部分を剥離して、ガラスパネルを接着するには、専用の設備が必要になります。また、剥離してガラスパネルを接着するには、街中の非正規修理業者で表示されているような
修理時間内では出来ません。
つまり、街中の非正規修理業者で画面割れでガラス交換修理というのは、液晶画面パネルごとの交換修理なので、ガラスの下に接着されている液晶画面の裏側をみると、それがApple純正部品なのかどうかは正規修理業者であれば、分かってしまいます。
非正規修理業者の修理したiPhoneは、下取りの対象外になる
非正規修理業者でiPhoneを修理した時に、もう一つ、理解しておくことが、非正規修理業者で修理したiPhoneは、Appleの下取りの対象外となる点です。
AppleStoreでの下取りの場合には、下取り価格の見積もりはショップ内のiPadやMacパソコンを使って、iPhoneの外見上をチェックして行われますが、最終的な査定検査は、ショップのバックヤードで行われます。
iPhoneの最終的な査定検査の時に、iPhoneの筐体ケースを開けて内部を検査される可能性があります。(バックヤードでの検査のため開けているかどうかはわかりません。)
査定の結果、非正規修理業者で修理したと判明するば、下取り不可となります。
また、au、ソフトバンク、NTTドコモの新機種購入時のiPhone下取りキャンペーンも、利用条件に、Appleの正規サービスプロバイダーまたはAppleOnlineサービスなどの正規修理以外で修理したiPhoneは下取りの対象外になると書かれています。
携帯電話会社の下取りキャンペーンなどは、携帯電話ショップで新機種を購入時その場で下取りiPhoneを渡してしまう方法の場合には、携帯電話ショップでiPhoneの外見上の破損状況と操作状況のみを確認して下取り可能かどうかを判別することが多くiPhoneの筐体を開けて内部まで確認はしないことが多いですが、郵送で下取りキャンペーンを利用した場合には、送付先でiPhoneの水漏れ等を確認するためiPhoneの筐体を開ける可能性もあるので、検査の結果、下取り不可という可能性も多いにあります。