FaceIDの注視設定機能について
| category:iPhoneの初期設定 | Posted by： | 公開日：2021年1月21日 |
はてなブックマークに追加iPhoneのFaceID設定に注視という設定があり、「Face IDを利用するには注視が必要」と「画面注視認識機能」）があります。
FaceIDの顔認証登録をすると自動的にこの注視の「Face IDを利用するには注視が必要」と「画面注視認識機能」の両方がオンに設定されています。
iPhoneが自動的にデフォルト（初期設定）でオン設定にしているので、多くのユーザーにとってオン設定が望ましいのですが、Face IDの顔認証は、iPhoneのロック解除だけでなく、iTunesStoreやAppStore、ApplePayなどのパスワード認証にも関係してくるので、ちゃんと機能を理解しておくといいと思います。
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「Face IDを使用するには注視が必要」の設定と機能について
Face IDは、登録されている顔の３万点以上の点とカメラに写っている顔を比較して同一と認識した場合に画面ロックが解除される機能です。
FaceIDの顔認証は、iPhoneの画面側にあるフロントカメラ（TrueDepthカメラ）を通して写っている顔について、FaceIDに登録されている顔データと比較して認証するかどうかを判断しています。
「Face IDを使用するには注視が必要」の設定は、このフロントカメラを通して写っている顔の目が、iPhoneを見ているかどうかを判断するかどうかの設定になります。
「Face IDを使用するには注視が必要」の設定がオフ（グレー）になっている場合、iPhoneのフロントカメラに目が向いていなくても顔登録されている本人の顔であれば、顔認証されるということです。
わかりやすい例でいうと、設定をオフにしているiPhoneでは、他人が寝ているあなたの顔に向けてあなたのiPhoneを向けるとロック解除されてしまうということです。
寝ている時はメガネをしていないから大丈夫ではありません
人によっては、メガネを掛けた顔を登録しているから、寝ている時の顔ではFace IDは認証されないと思われている人もいるかもしれませんが、メガネを掛けた顔を登録しても、FaceIDは顔の３万点以上の登録データからの顔の特徴や学習機能でメガネを掛けていない顔でも顔認証されます。
寝ている時に他の人にiPhoneのロック解除をされたくない場合には、必ず、「Face IDを使用するには注視が必要」の設定はオンのままにしておきましょう。
「画面注視認識機能」の設定と機能について
FaceIDの注視設定項目には、もう一つ「画面注視認識機能」という設定項目があります。
この「画面注視認識機能」は、先ほどのセキュリティ機能に関係する「Face IDを使用するには注視が必要」の設定とは異なり、セキュリティには関係ありません。
「画面注視認識機能」の設定は、つぎの２つの機能のオン・オフ設定になります。
画面の自動ロックの一時解除
「画面注視認識機能」がオン設定の場合、iPhoneの画面を見ている間は、iPhoneの画面やボタンの操作をしなくても、iPhoneが操作中と認識して、画面ロックに設定されている時間になっても画面ロックされないようになります。
バッテリー消費を考えて、自動ロックまでの時間を30秒などの短い時間に設定している人でも、iphoneの画面を見ている間はロックされないので快適にiPhoneを利用することが出来ます。
通知音の一時小音量化
メールやメッセージの受信などのアプリの通知機能を利用する人の中には、通知がよくわかるように通知音の音量を大きくしている人や、電話受信に気づかないことも内容に着信音の音量を大きくしている人もいらっしゃると思います。
iPhoneを操作していない時には、大きな音量は気づいていいのですが、iPhoneを操作している時に大きな着信音や通知音が鳴るとびっくりしますよね。でも、この「画面注視認識機能」の設定をオンにしておくと、iPhoneの画面を見ているとTrueDepthカメラが認識すると着信音や通知音が自動的に小音量化されます。
この機能を知っていないと、なんで設定している音量じゃないの？と慌てることもあるかもしれませんね。
iPhoneを操作している時でも、設定アプリのサウンド設定画面で設定した音量で着信音と通知音が鳴るようにしたい場合には、「画面注視認識機能」をオフ（グレー）に設定します。
