iCloudのバックアップのメリットとデメリット
category:iphoneのバックアップ | Posted by: | 更新日:2021年1月27日 公開日:2018年7月18日 |
ここでは、iCloudのバックアップのメリットとデメリットをご紹介しています。
iCloudによるバックアップは、iTunesによるバックアップに比べると手軽に出来ますし、最近では、iCloudを利用できるWi-Fi接続が、街中のいろいろなところで出来るようになっているので、iPhoneの設定アプリで、iCloudによる自動バックアップを利用している人も多いと思います。
iCloudの自動バックアップは、設定さえしておけば、本当に手軽にiPhoneのバックアップをすることが出来るので便利なのですが、実は、デメリットも存在します。
iCloudによるバックアップ機能は、そのメリットとデメリットをちゃんと理解した上で利用することをお勧めします。
目次・メニュー
iCloudバックアップのメリット
iCloudを利用してiPhoneのバックアップするメリットは、次の5つの点です。
- パソコンが無くてもiPhoneのバックアップが出来る
- 基本的に無料でiPhoneのバックアップが出来る
- 暗号化されたバックアップデータが作成される
- 1つのディバイスについて3つのバックアップデータが保存される
- バックアップファイルの管理をしなくてもいい
1.パソコンが無くてもiPhoneのバックアップが出来る
iCloudを利用したバックアップの最大のメリットが、パソコンが要らないという点ですね。
最近では、タブレットは持っているけど、パソコンは持っていないという人も多いと思います。iPhoneのバックアップを取るために、パソコンの購入は出来ないという人にとっては、iCloudのバックアップ機能は、唯一のiPhoneデータのバックアップを取る方法になります。
2.基本的に無料でiPhoneのバックアップが出来る
iCloudの機能は、iPhoneなどのiOS機器を購入した場合には、1つのデイバイス(機器)に5GBまでの容量が無料で利用出来るので、iCloudへの接続するための通信費はかかりますが、基本的に無料でiPhoneのデータのバックアップを行うことが出来ます。
3.暗号化されたバックアップデータが作成される
iCloudのバックアップ機能で、保存されたiPhoneのバックアップファイルは暗号化され保存されます。
iTunesのバックアップ機能は、保存するバックアップファイルを暗号化するかどうかをユーザーが設定する必要がありますが、iCloudのバックアップ機能は、保存先がiCloudというクラウドサービスのサーバーになるので、ユーザーが何も意識しなくてもバックアップファイルは暗号化され保存されます。
4.1つのディバイスについて3つのバックアップデータが保存される
iCloudのバックアップ機能で意外と知られていないのが、iCloudのバックアップの履歴機能です。
iCloudのバックアップの履歴機能とは、iCloudでバックアップを取る時に、前回のバックアップファイルに上書きするのではなく、別のバックアップファイルとして保存され、前回と前々回のバックアップファイルの3つのバックアップファイルが保存されます。
3つ前のバックアップファイルは、新しいバックアップファイルが保存される時に、消去されます。
このiCloudのバックアップの履歴機能があるおかげで、iPhoneで消してしまったデータなどを復元することが可能になることもあります。
5.バックアップファイルの管理をしなくてもいい
先ほど、ご紹介したicloudのバックアップの履歴機能と関連しますが、icloudのサーバー内に保存されているバックアップファイルは、iCloudが自動的に管理するので、ユーザーが個別に管理する必要はありません。
尚、機種変更などで使用しなくなった機種のバックアップデータは、そのままiCloudに残るため、不要になった機種変更前のバックアップファイルは、新しい機種に復元した後は、ユーザーが個別に削除する必要はあります。
iCloudバックアップのデメリット
iCloudを利用してiPhoneのデータをバックアップする時に発生するデメリットは、次の2つの点です。
1.iPhoneのバックアップ対象のデータが多くなると無料ではバックアップを取れない
最近のiPhoneは、一番少ない容量でも、32GBあるので、まっさらな新しいiPhoneの場合には、無料の5GBの容量でもバックアップを保存することが出来ますが、少しiPhoneを利用すると、場合によっては、iCloudの容量不足でバックアップを保存することが出来なくなります。
メリットでも、ご紹介しましたが、iCloudのバックアップは2つ前までのバックアップファイルを保存しているので、iPhoneのバックアップファイルが2GB程度でも、iCloudの容量不足でバックアップが取れないといったことが発生します。
iPhoneのフォトライブラリでiCloudをオンにしていると、保存されるフォトライブラリも無料で利用できる5GBに含まれるので、バックアップが1GBでもバックアップが保存できないといったことも起きる可能性があります。
2.iPhoneに保存されているデータの全てがバックアップされない
iCloudのバックアップを利用する上で、絶対に理解しておかなくてはいけないデメリットが、iCloudのバックアップ機能で保存されるバックアップファイルは、iPhoneに保存されているデータの一部しか保存されない点です。
iCloudのバックアップは手軽で便利ですが、iPhoneの中身全てを保存しているわけではないので、実際に紛失や、故障、機種変更で新しいiPhoneにiCloudのバックアップを復元しても、元のiPhoneの保存されているデータの一部しか復元されませんので注意しましょう。
iCloudのバックアップに保存されるiPhoneのデータについては、こちらのページをご覧ください。
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