iTunesでバックアップが出来ない時の対処方法
category:iphoneのバックアップ | Posted by: | 更新日:2021年1月27日 公開日:2018年9月21日 |
ここでは、iTunesによるiPhoneのバックアップが出来ない場合の対処方法についてご紹介しています。
iPhoneのデータのバックアップを取る方法には、皆さんもご存じのように、iTunesによるバックアップと、icloudによるバックアップの大きく二つの方法があります。
iPhoneの内部データのほぼ完全なデータをバックアップするには、パソコンのiTunesによる暗号化したバックアップを取る必要があります。
しかし、iTunesでiPhoneのバックアップを取ろうとして時に、なぜか、バックアップが途中で失敗したりするなど、出来ない場合があります。
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iTunesのバックアップが出来ない(失敗する)時の症状
itunesでiPhoneのバックアップを取ろうとして、出来なかった(失敗した)場合には、次のようなiTunesのエラーメッセージが表示されます。
- セッションが失敗したため、iPhone”〇〇〇”のバックアップを作成できません。
- セッションを開始できなかったため、iPhone”〇〇〇”をバックアップできません。
- iPhoneがコンピュータから取り外されたため、iPhone”〇〇〇”をバックアップできませんでした。
- コンピューターにバックアップを保存できなかったため、iPhoneの”〇〇〇”の バックアップを作成できませんでした。
- iPhone”〇〇〇”はiPhoneの設定が完了していないため、バックアップを作成できませんでした。
エラーメッセージ毎の解決方法(対処方法)
表示されたエラーメッセージによって、バックアップが失敗した原因は異なります。
- 「セッションが失敗したため、iPhone”〇〇〇”のバックアップを作成できません。」の解決方法
- 「セッションを開始できなかったため、iPhone”〇〇〇”をバックアップできません。」の解決方法
- 「iPhoneがコンピュータから取り外されたため、iPhone”〇〇〇”をバックアップできませんでした。」の解決方法
- 「コンピューターにバックアップを保存できなかったため、iPhoneの”〇〇〇”の バックアップを作成できませんでした。」の解決方法
- 「iPhone”〇〇〇”はiPhoneの設定が完了していないため、バックアップを作成できませんでした。」の解決方法
セッションが失敗したため、・・・」の解決方法
「セッションが失敗したため、・・・」、「セッションを開始できなかったため、・・・」のエラーメッセージが表示されるのは、多くの場合、WindowsパソコンのiTunesでバックアップを取ろうとした時に発生するようです。
Macパソコンでは、「セッションが失敗したため、・・・」、「セッションを開始できなったため、・・・」のエラーはあまり聞きません。
「セッションが・・・」のメッセージは、iTunesのバックアップのインジケータ(進行状況)が表示されてバックアップの進行中に発生します。
原因は、どうも、Windowsのタスクコントロールが、iTunesとバックアップの途中にも関わらず、iTunesとiPhoneとの間のデータ通信が無くなるため、処理がビジー状態(止まっている状態)と勘違いして、セッションを途中でタイムアウトしてしまうことが原因のようです。
解決方法
この場合の解決方法は、次の手順で行います。
MicrosoftStoreから最新のiTunesをダウンロードして再インストールする
AppleのWebサイトではなく、MicrosoftStoreから最新のiTunesをダウンロードします。
MicrosoftStoreのitunesは、Windowsへの対応がAppleのWebサイトよりWindowsOSへドライバーソフトなどが最適化されているようです。
特に最新のWindowsOSの場合には、MicrosoftStoreからitunesを再インストールすると、iTunesの不具合が起きないということがあります。
WindowsパソコンにiTunesを再インストールしたら、再度、iPhoneのバックアップ処理を試してましょう。
(iTunesの再インストールで解決しない場合)バックアップの進捗インジケータをクリックまたは、移動する
iTunesを再インストールしてもエラーメッセージが表示される場合には、つぎの2つのいずれを行うことで、解消できる場合があります。
- iTunesのバックアップのインジケータ(進捗状況)画面をクリックする
- iTunesのバックアップのインジケータ(進捗状況)画面を移動する
原因は、バックアップ処理がビジー状態とWindows側が勘違いすることですので、iTunesのバックアップのインジケータを時々クリックしたり、インジケータ画面をマウスで移動することで、Windows側にバックアップのタスクがビジーと勘違いさせないようにすることで、でタイムアウトを防止し、バックアップを完了することができます。
「iPhoneがコンピュータから取り外されたため、iPhone”〇〇〇”をバックアップできませんでした。」の解決方法
iPhoneをパソコンに接続している方法によって、解決方法は異なります。
パソコンにiPhoneを接続するというとLightningケーブルによる接続と、Wi-Fiによる接続の二つの方法があります。
Lightningケーブルで接続している場合の解決方法
パソコンとの接続にLightningケーブルを使用している場合には、次の手順で確認を行うことをお勧めします。
- Ligthningケーブルが外れていないか確認する
- ノートパソコンの場合など、USBジャックが甘くなっていて、USBの挿入状態によって、認識されない場合ばあります。
- Lightningジャック側のケーブルは、断線することがあります。
- 断線してそうな場合には、他のLigthningケーブルに差し替えてみましょう。
dt class=”num nn02″>Lightningケーブルが断線していないか確認する
Lightningケーブルを差し替えてもエラーメッセージが表示される場合には、MicrosoftStoreから最新のiTunesをダウンロードして再インストールしてみましょう。
Wi-Fiネットワークで接続している場合の解決方法
Wi-Fiネットワークで接続している場合には、iTunesがバックアップの処理を行っている間の時間が長いと、ルーターの設定によって、接続が切断される場合もあります。
接続に使用しているWi-Fiネットワークのルーターの設定にログインして、タイムアウト時間の設定時間が無いかどうか確認しみましょう。
タイムアウト設定がされている場合には、一度、タイムアウト時間を無効にして、バックアップ処理を試してみましょう。
また、タイムアウト設定が無い場合でも、倍速モードなどソフトウエア的に通信速度を上げる設定がある場合には、倍速モードをオフにすることで、タイムアウトが発生せずに、iTunesのバックアップ処理が中断せずに完了する場合もあります。
ルーターの設定にタイムアプトが無い場合には、MicrosoftStoreから最新のiTunesをダウンロードして再インストールしてみましょう。
「コンピューターにバックアップを保存できなかったため、iPhoneの”〇〇〇”の バックアップを作成できませんでした。」の解決方法
このエラーメッセージが表示された場合には、バックアップファイルを保存するだけの容量より、パソコンの記憶領域(ハードディスクまたはSSD)の空き容量が少ない場合に発生します。
この場合には、不要なファイルなどを削除するなどして、バックアップファイルが保存できるサイズのディスクの空き領域を確保するか、USBメモリなどをパソコンに取り付け、iTunesのバックアップの保存場所をUSBメモリに変更するなどを行います。
「iPhone”〇〇〇”はiPhoneの設定が完了していないため、バックアップを作成できませんでした。」の解決方法
このエラーメッセージが表示されるのは、バックアップを取ろうとしているiPhoneの言語の設定内容が不一致を起こしていることが原因です。
iPhoneの設定アプリを開き、次の操作手順で、言語と地域の設定を行うことで解決します。
- 一般設定画面を開く
- 言語と地域の設定画面を開く
- 言語を日本語、地域を日本に設定する