iPhone6・iPhone6Plusで使用される高速モバイルデータ回線について
category:iphoneの各部名称・用語と機能 | Posted by: | 更新日:2021年1月27日 公開日:2015年1月28日 |
iPhone6になって、iPhoneはさらに多くの高速モバイルデータ回線(LTE回線)に対応しました。
iPhone5Sまでは、LTEのカテゴリー3の下り最大100Mbpsまでの対応でしたが、iPhone6と6Plusは、LTEのカテゴリー4(下り最大150Mbps)に対応しました。
また、データ回線そのものではありませんが、キャリアアグリゲーション(CA)という二つの高速モバイルデータ回線を束ねて通信する規格にも対応しました。
1.利用できる高速モバイルデータ回線の周波数帯が増えた
iPhone6になり、新たにバンド41とバンド28と呼ばれる高速モバイルデータ回線(周波数帯)でもデータ通信が出来るようになりました。
iPhone6と6Plusは、auのWiMAX2+とソフトバンクのAXGPが利用できる
新たに利用できるようになったバンド41の周波数帯は、日本では、auのWiMAX2+(下り最大110Mbps)とソフトバンクのAXGP(下り最大110Mbps)が利用している周波数帯となり、これにより、auまたは、ソフトバンクのiPhone6と6Plusは、下り最大110Mbpsまでの高速モバイルデータ通信が可能になりました。
尚、通信速度は、各通信会社がベストエフォートとして提供している速度ですので、使用状況により、必ずしも最大速度で通信できるわけではありませんが、多くの周波数帯で通信できるようになることは、繋がりやすさや、回線の混雑防止にもなるので、利用者にとっては、喜ばしいことですね。
2.iPhone6になって、キャリアアグリゲーションに対応した
iPhone6と6Plusのモバイルデータ通信で話題となっているのが、このキャリアアグリゲーションに対応したことです。
キャリアアグリゲーションとは、複数のLTE回線を束ねて通信する技術でより高速なデータ通信が可能になります。
2015年1月時点では、iPhoneではauのみ提供
2015年1月時点では、iPhoneで利用可能なキャリアアグリゲーションでのモバイルデータ通信を提供しているのは、auだけとなります。
ドコモは、2015年3月に提供予定となっています。ソフトバンクについては、現在ではWiFiルーターの303ZTのみキャリアアグリゲーションに対応している状況で、iPhoneで利用できるのは2015年9月頃の予定となっています。
日本の主要携帯電話3社のiPhone6・6Plusで使用されるモバイルデータ回線
iPhone6と6Plusで通信できる日本の主要携帯電話のモバイルデータ回線は次のようになっています。
2.1GHz (バンド1) | 1.8GHz (バンド3) | 900MHz (バンド8) | 800MHz (バンド18) | 800MHz (バンド19) | 700MHz (バンド28) | 2.5GHz (バンド41) |
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ドコモ | ○ | △ 東名阪神の 一部地域 のみ | ○ | △ 2015年 以降予定 | |||
au | ○ | ○ | △ 2015年 以降予定 | ○ (WiMAX2+) |
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ソフトバンク | ○ | ○ | ○ | ○ (4AXGP) |
iPhone5S・5Cで利用できる周波数帯に比べて、利用できる周波数帯が増えたのがよくわかりますね。