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iPhone6・iPhone6Plusで使用される高速モバイルデータ回線について

iPhone6になって、iPhoneはさらに多くの高速モバイルデータ回線(LTE回線)に対応しました。

iPhone5Sまでは、LTEのカテゴリー3の下り最大100Mbpsまでの対応でしたが、iPhone6と6Plusは、LTEのカテゴリー4(下り最大150Mbps)に対応しました。

また、データ回線そのものではありませんが、キャリアアグリゲーション(CA)という二つの高速モバイルデータ回線を束ねて通信する規格にも対応しました。


1.利用できる高速モバイルデータ回線の周波数帯が増えた

iPhone6になり、新たにバンド41とバンド28と呼ばれる高速モバイルデータ回線(周波数帯)でもデータ通信が出来るようになりました。

iPhone6と6Plusは、auのWiMAX2+とソフトバンクのAXGPが利用できる

新たに利用できるようになったバンド41の周波数帯は、日本では、auのWiMAX2+(下り最大110Mbps)とソフトバンクのAXGP(下り最大110Mbps)が利用している周波数帯となり、これにより、auまたは、ソフトバンクのiPhone6と6Plusは、下り最大110Mbpsまでの高速モバイルデータ通信が可能になりました。

尚、通信速度は、各通信会社がベストエフォートとして提供している速度ですので、使用状況により、必ずしも最大速度で通信できるわけではありませんが、多くの周波数帯で通信できるようになることは、繋がりやすさや、回線の混雑防止にもなるので、利用者にとっては、喜ばしいことですね。

2.iPhone6になって、キャリアアグリゲーションに対応した

iPhone6と6Plusのモバイルデータ通信で話題となっているのが、このキャリアアグリゲーションに対応したことです。

キャリアアグリゲーションとは、複数のLTE回線を束ねて通信する技術でより高速なデータ通信が可能になります。

2015年1月時点では、iPhoneではauのみ提供

2015年1月時点では、iPhoneで利用可能なキャリアアグリゲーションでのモバイルデータ通信を提供しているのは、auだけとなります。
ドコモは、2015年3月に提供予定となっています。ソフトバンクについては、現在ではWiFiルーターの303ZTのみキャリアアグリゲーションに対応している状況で、iPhoneで利用できるのは2015年9月頃の予定となっています。

日本の主要携帯電話3社のiPhone6・6Plusで使用されるモバイルデータ回線

iPhone6と6Plusで通信できる日本の主要携帯電話のモバイルデータ回線は次のようになっています。

2.1GHz
(バンド1)
1.8GHz
(バンド3)
900MHz
(バンド8)
800MHz
(バンド18)
800MHz
(バンド19)
700MHz
(バンド28)
2.5GHz
(バンド41)
ドコモ
東名阪神の
一部地域
のみ

2015年
以降予定
au
2015年
以降予定

(WiMAX2+)
ソフトバンク
(4AXGP)

iPhone5S・5Cで利用できる周波数帯に比べて、利用できる周波数帯が増えたのがよくわかりますね。


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