Touch ID(指紋認証)で認識精度がよくない場合の対処方法
category:iphoneの基本操作使い方 | Posted by: | 更新日:2021年1月27日 公開日:2015年2月9日 |
iPhone5S以降、指紋認証のTouch IDをいつも利用しているアイフォンビギナーズです。
指紋認証のTouch IDは、特にiPhone6を利用している人にとっては、片手でロック解除をすることが出来るのでとっても便利ですよね。
Touch IDが登場したiOS7の頃には、指紋の認識精度が今一つで、ちょっといらっとくることもありましたが、iOS7.1.1で指紋認証のプログラムがよくなってからは、指紋認証の精度も向上して、非常に便利になりましたね。
でも、人によっては、指紋認証が反応しない、指紋認証が出来ないことがあるという人もいますね。
そんな方は、登録してある指紋認証を一度削除して、ここでご紹介しているポイントに注意して、もう一度指紋登録を行ってみてはいかがでしょうか。
iPhoneの指紋認証を上手に利用する上でその特徴を理解する
まず、iPhoneの指紋認証で使われているホームボタンに設置されている指紋センサーの特徴について、理解しましょう。
iPhoneの指紋認証センサーは、静電容量方式
指紋認証センサーには、方式によって、光学方式、静電容量方式、電界方式、感熱方式、感圧方式などのタイプがあります。
iPhoneの5S以降で採用された指紋認証のセンサーは、静電容量方式の指紋センサーです。
静電容量方式の指紋センサーは、表面膜(板)の下に電極があり、表面膜に指が触れると指紋の凸部と凹部で、表面膜の下にある電極に集まる電荷が異なることで、指紋の凹凸を認識しています。
(指紋の凸部分は表面膜(板)触れているので、電荷が多く集まる。指紋の溝の部分(凹部)は、表面膜(板)に触れないので、電荷があまり集まらない。)
iPhoneの指紋センサーはホームボタンの下
指紋認証センサー付のiPhoneは、5S、6、6Plusともに、ホームボタンにリングがついていますが、あの部分は、厳密には指紋センサーではありません。
ホームボタンのリング部分は、ホームボタンに指がのっているかどうかを判断するセンサーです。
iPhoneの指紋センサーは、ホームボタンの下にあり、ホームボタンと密着しています。ホームボタンが表面膜(板)の役割をしています。
iPhoneが採用している静電容量方式指紋センサーの特徴
ここでは、利用する側から見た「静電容量方式の指紋センサーの特徴」について、ご紹介します。
- 湿りすぎた指(濡れた指)の感知認識精度はあまりよくない
- 静電容量方式の指紋センサーは、指が汗ばんでいたり、湿っている状態だと、水分が指紋の凹に入ることで指紋センサーが、凹部の認識精度がよくないと言われています。
- 乾燥しすぎた指も感知認識精度は感熱方式や感圧方式に比較すると苦手
- 指が乾燥しずぎると指の表面は硬くなります。指の表面が硬くなるとセンサーに振れた時に凹凸部のセンサーからの距離が指紋登録した時と異なるので、一致しない場合がある。(光学方式よりは良い)
- 傷ついた指の認証は苦手
- 切り傷や、皮がむけている状態の指だと凹凸部が異なるので認識されづらい。
利用者できるiPhoneの指紋認証(Touch ID)の精度を向上させるポイント
では、これから、利用者が出来る指紋認証の精度を上げる方法について、ご紹介します。
指紋認証を登録するときに注意するポイント
- iPhoneをロック解除する時の指の角度で指紋を登録する
- 指紋登録するときに、iphoneを机において指紋登録せずに、iPhoneをロック解除する時の角度で指紋登録を行います。
- アイフォンビギナーズの場合は、左手にiPhoneを持っているときは、左の親指でロック解除をしますので、iPhoneを左手で持った状態で左親指の指紋登録を行います。
- この方法だと、実際にロック解除する時にホームボタンに触れる指の部分の指紋を登録することができます。
- 1で登録した指の指紋の先端部分、腹部分、第一関節付近を登録する
- 1で登録した後に、指紋2として、その指の先端部分の指紋を登録します。
- 次に、その指の腹部分(真ん中)の指紋を指紋3として登録します。
- 最後に、その指の腹部分から第一関節付近にかけての指紋を指紋4として登録します。
- 登録する時に軽く指に息を吹きかけてから登録する
- 冬に指が寒い時に息をはあーと吹きかける時と同じように軽く息を指に吹きかけてから登録しましょう。
ロック解除(指紋認証解除)する時に注意するポイント
- 冬の季節は、指に軽く息を吹きかけたからセンサーに触れる
- 乾燥した指は、iPhoneの指紋センサーは苦手ですので、軽く指に息を吹きかけると感度が上がります。
- ハンドクリームを塗った後は少し時間を置く
- ハンドクリームは、汗と同じように指紋の凹部の溝にたまるので、指紋認証の精度が落ちる可能性があります。ハンドクリームを塗った指は、少し時間が経って、ハンドクリームが乾いてから行いましょう。
- 指でホームボタンを押さない
- ロック解除する時には、ホームボタンにのせる感じで指を置きましょう。ホームボタンを強く押すと指紋センサーがうまく感知できません。