iOS11の新機能
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更新日:2020年7月12日 公開日:2017年9月21日 |
iOS11が、iPhone8・iPhoneXの発売前の2017年9月20日に一般公開されました。
iOS10の公開から1年ぶりのメジャーバージョンアップになります。
今回のiOS11は、フラットデザインを採用したiOS7のように、画面全体が変更になるというメジャーバージョンアップではなく、利用者がより便利になる新機能や改良が満載のメジャーバージョンアップになっています。
iOS11の新機能と大きな改良点
iOS11の新機能と改良点は、細かい点まで含めるとたくさんありますので、ここでは、新たに追加された新機能と、新機能ともいえる大きな改良点について、基本操作と標準アプリに分けてご紹介しています。
基本操作の新機能と改良点
- コントロールセンターの1画面化
- iOS10までは、二つのタブ画面構成だったコントロールセンターが1画面に統一されました。
- iOS11の新しいコントロールセンターの機能については、こちらのページをご覧ください。
- コントロールセンターにカスタマイズ機能が追加されました
- iPhoneで非常に利用する頻度の多いコントロールセンターにカスタマイズ機能が加わりました。
- コントロールセンター内の機能を追加削除することが可能になりました。
- コントロールセンター画面をカスタマイズする方法は、こちらをご覧ください。
- コントロールセンターにiPhoneの操作を録画機能を追加できる画面収録機能が追加されました
- 新たに追加されたコントロールセンターのカスタマイズ機能で、iPhoneで操作した画面を録画できる「画面収録」機能を追加登録することができます。
- Siriの翻訳機能の追加
- 英語からフランス語、中国語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語に翻訳することできる機能が追加されました。
- 2017/09/20時点では、日本語の対応については、発表されていません。
- Siriのアプリ連携機能の追加
- Siriでホテル予約を行った場合に、カレンダーアプリに予約内容がスケジュール登録されるなど、アプリ連携機能が追加されています。
- ホーム画面のアイコンの一括移動機能が追加
- ホーム画面のアプリアイコンの移動する際に、iOS10までは一つ一つアイコンを長押しして移動する必要がありましたが、iOS11では、複数のアイコンをまとめて移動することが出来るようになります。
- ホーム画面のアイコンの一括移動の操作方法は、こちらのページをご覧ください。
- エマージェンシーモードの追加
- iPhone画面がロック中に、スリープボタンを連続して5回押すと、TouchIDが無効になり、緊急電話発信が可能なエマージェンシーモード画面に切り替わります。
- エマージェンシーモードの内容と操作については、こちらのページをご覧ください。
- スクリーンショットを簡単に加工することが出来るようになりました
- iOS11でiPhoneの画面コピーのスクリーンショットを撮ると、ホーム画面の左下にサムネイル画像が表示されるようになります。
- 表示されたスクリーンショットのサムネイル画像を指で1回タップするとすぐに画像修整画面が起動するようになりました。
- iOS11のスクリーンショットの新しい機能については、こちらのページでご紹介しています。
- ドライブモード(運転中モード)が追加されました
- コントロールセンターにドライブモードアイコンを追加することができます。
- ドライブモードがオン状態の時には、着信音や受信音は鳴らず、発信者へ着信および受信できない内容のメッセージが送信されます。
- 「運転中の通知停止(ドライブモード)」の機能については、こちらのページをご覧ください。
- Siri(シリ)の新機能と改良点
- Apple製アプリ以外へのSiriとの連携機能が追加
- 片手用キーボード(QuickTypeキーボード)の追加
- iOS11では、片手用キーボードがiPhone用に追加されました。
- 通常のキーボードと片手用キーボードをキーボード上の地球アイコンで切り替えて使うことができます。
- 片手用キーボードは、右利き向け、左利き向けに、左右に寄せることができます。
- 片手用キーボードについては、こちらのページをご覧ください。
- クイックスタート機能の追加
- iOS11では、新たに購入したiOS機器を既存のiOS11機器に近づけるだけで、同じApple IDで自動サインインする機能が追加されました。
- クイックスタートの機能については、こちらのページをご覧ください。
- 標準アプリの削除の改良
- 一部の標準アプリを除いて、iOS10からホーム画面から削除できるようになっていましたが、実は、ホーム画面上に表示されないだけで、iPhoneのメモリ上からは削除されていませんでした。iOS11では、メモリ上からも削除することが可能になります。
- AirPlay2機能が追加
- iPhoneとAirPlay2対応機器をペアリングさせれば、HomeKit画面で、AirPlay2対応のスピーカーからの音楽再生をコントロールすることができます。
- Wi-Fiパスワード共有機能が追加
- 既にWi-Fi接続設定されているiPhoneを未設定のiPhoneに近づけるWi-Fi設定のパスワードを自動設定してくれる機能が追加されました。
- Wi-Fiパスワード共有機能については、こちらのページでご紹介しています。
- iPhone内部に記憶されているiTunesの暗号化パスワードのリセットが可能になりました
- iOS10以前では、iTunesの暗号化バックアップをしたiPhoneの内部に記憶されている暗号化パスワードをリセットするには、一度、iPhoneの初期化する必要がありました。しかし、iOS11のiPhoneでは、iPhoneの設定アプリの「すべての設定をリセット」する機能で、iPhone内部に記憶されている暗号化パスワードをリセットすることが可能になりました。
標準アプリの新機能と改良点
- Filesアプリの追加
- Appleの提供しているiCloudや、DropBoxなどのクラウドサービスに保存されているファイルの操作を行うFilesアプリが標準アプリに追加されました。
- カメラアプリにQRコード読み込み機能が追加
- iOS11では、標準アプリのカメラアプリで簡単にQRコードをスキャン(読み取り)することが可能になりました。
- カメラアプリでQRコードを読み取る方法については、こちらのページをご覧ください。
- マップアプリの改良
- ナビゲーション機能の屋内のマップが改良されます。駅構内や地下街などがマップアプリで表示されるようになります。(尚、日本エリアの屋内マップの対応時期はまだ発表されていません。)
- SafariアプリがSiriとの連携機能を強化
- Siriとの連携機能が強化され、飛行機予約などのオンライン予約サイトで予約と取ったりできるようになります。
- カレンダーアプリがSiriとの連携機能を強化
- SiriでSafariアプリを利用して予約したフライトなどの予定が、自動的にスケジュールアプリに登録することができます。
- メモアプリのスキャン機能の追加
- iPhoneのカメラで書類や手書きのメモ用紙にiPhoneのカメラでかざすと、有料の書類スキャンアプリの様に、用紙サイズ、余白などを自動識別して、スキャナーで読み取ったようにメモに保存する機能が追加されます。
- メモアプリの検索機能の強化
- iOS11では、メモアプリの検索対象に、手書きメモも含まれるようになります。
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