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iTunesバックアップの種類

ここでは、iTunesのバックアップの種類についてご紹介しています。

iTunesで保存することが出来るiPhoneのバックアップには、次の二つのバックアップがあります。

  • 暗号化していないiPhoneのバックアップ
  • 暗号化したiPhoneのバックアップ


目次・メニュー
1.2つのバックアップは、保存されるデータに違いがある
2.重要なのは、暗号化したiTunesバックアップ


1.2つのバックアップには保存されるデータに違いがある

iTunesで保存できるiPhoneの2つのバックアップは、実は、バックアップファイルに保存されるデータが異なります。

iTunesで保存できるiphoneの2つのバックアップファイルの違いを簡単に説明すると、次のようになります。

暗号化したiTunesバックアップ
一番重要なiPhoneのバックアップで、その時点でのiPhoneのほぼ完全なバックアップファイルになります。
暗号化する時に設定した暗号化パスワードを忘れると復元したり、中身を見たりすることは出来なくなります。
暗号化したiTunesバックアップで保存されるデータについては、こちらのページをご覧ください。
暗号化なしのiTunesバックアップ
簡単に言うと、暗号化したiTunesバックアップから、プライバシー関連やセキュリティ関連のデータが除かれたiPhoneのバックアップファイルとなります。
暗号化されていないので、iPhoneにバックアップファイルを復元する時にパスワードも当然、不要なので簡単に行うことができます。
パソコンなどの知識の詳しい人だと、バックアップファイルの中身を見ることができます。
暗号化なしのiTunesバックアップで保存されるデータについては、こちらのページをご覧ください。


重要なのは、暗号化したiTunesバックアップ

もうお分かりかと思いますが、iTunesバックアップで重要なのは、iPhoneに記憶されているほぼ完全なデータをバックアップできる「暗号化したiTunesバックアップ」となります。

暗号化していないバックアップの場合には、次のようなデメリットがあります。


復元後にプライバシーやセキュリティに関する設定をする必要がある

先ほどのご紹介してように、暗号化していないiTunesバックアップには、iPhoneに保存されているプライバシーやセキュリティに関する設定が保存されません。そのため、暗号化していないiTunesバックアップをiPhoneに復元した場合には、iTunesバックアップを復元した後に、利用者が、iPhoneで復元されない「プライバシーやセキュリティに関する設定」を入力・設定する必要があります。


復元後に設定する必要のあるプライバシーやセキュリティに関する設定

暗号化していないiTunesバックアップを復元した後に利用者が一つ一つ設定しないといけないプライバシーとセキュリティに関する設定事項は、主なところでは、次のようなものになります。

TouchIDの設定
Wi-Fi接続の設定
キーチェーンアプリのデータ
アクティビティアプリのデータ
ApplePayの設定とデータ
Lineアプリの設定とデータ

設定は、手間ですが、設定するための情報を知っていれば、一つ一つ設定するだけで問題はありませんが、設定した情報を正確に覚えていなかったり、すると、設定するのに結構な時間と労力がかかります。



プライバシーとセキュリティに関するアプリのデータは復元されない

バックアップファイルに保存されていなのですから、当たり前なのですが、先程ご紹介した「復元後に設定する必要のあるプライバシーとセキュリティに関する設定」のアプリのデータも復元することはできません。

Lineアプリの履歴なども暗号化していないiTunesバックアップには保存されていないので、復元されません。

多くの人にとって、こちらの方が、大きなデメリットに感じると思います。


itunesのバックアップでは、出来る限りiTunesで暗号化したバックアップを取っておくことが重要ということです。

暗号化したバックアップは、暗号化設定するときの暗号化パスワードを忘れると復元すること出来なくなりまし、最悪の場合、iPhoneの初期化が必要になるなど、利用上で注意する点もありますが、iPhoneのバックアップという点では、一番重要なバックアップとなります。




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