LINEアプリで写真を取り扱う時に注意すること
category:LINE | Posted by: | 更新日:2019年2月7日 公開日:2019年1月30日 |
LINEアプリは、簡単に写真を友だちに送信したり、アルバムやKeepなどの機能に写真を簡単に保存でいるので、iPhoneを利用している人の多くが、LINEアプリで写真を送受信したり、撮影した写真や受信した写真の保存場所に使用していると思います。
本当にLINEアプリで写真を取り扱うのは、簡単で便利なのですが、少しだけ理解して注意しておきたい点があります。
ここでは、LINEアプリで写真を取り扱う時に注意すべき点をご紹介しています。
1.トークで写真で送信すると、写真の情報が消去される
LINEトークで写真を送信したり、LINEのアルバムに写真をアップロードして保存すると、その写真の情報が書き込まれているEXIF情報が自動的に削除されます。
EXIF(イグジフ)とは
iPhoneのカメラを含めデジタルカメラで撮影を行うと撮った写真ファイルには、EXIF(イグジフ)という情報が一緒に書き込まれています。
EXIF(イグジフ)とは、簡単にいうと写真の撮影した時の情報の事です。
主に、つぎのような情報が含まれています。
- 撮影したカメラ情報
- iPhoneで言うとiPhoneの型式
- フラッシュや手ブレ補正などの有無など
- 撮影した日時
- 写真を撮った時間まで含む日時情報が書き込まれています
- 撮影した場所
- 撮影した場所の緯度・経度・標高情報が書き込まれています
LINEアプリで写真を送信すると、LINEアプリが自動的に写真のEXIF情報を削除する
LINEアプリを使って、トークに写真を送信したり、iPhone内の写真をアルバムやKeepに保存すると、LINEアプリが自動的に写真のEXIF情報を削除して、写真を送信します。
これは、写真のEXIF情報から個人情報が第三者に漏えいする可能性を防止するために行われています。
EXIFに含まれている撮影日時と撮影場所情報が分かると、あなたの自宅や、行動エリアなどが分かったしまうからです。
写真のEXIF情報を自動的に削除する機能は、LINEアプリだけが行っているものではなく、多くの主要なSNS(ツイッター、Facebookなど)も同様に、写真をアップロードする時にEXIF情報の削除を行っています。
SNSが利用され始まった最初の頃には、EXIF情報の削除が自動化されていなかったので、個人情報漏えいが問題になりました。そのため、最近では、主要なSNSは写真をアップロードする時にEXIF情報を削除しています。
EXIF情報の削除は写真の整理には問題もある
個人情報漏えい防止としては、写真のEXIF情報が自動的に削除されるのはとてもいい機能なのですが、後から、この写真っていつどこで撮ったのかを調べる時には、EXIF情報がないと困ります。
LINEのKeepやアルバムを写真の保存場所として利用する時には、この点をよく理解しておきましょう。
写真のExif(イグジフ)情報の詳細については、こちらのページをご覧ください。
2.写真で送信すると、写真の画質が低下する
二つ目の注意点が、写真の画質の低下です。
LINEアプリで、何も指定せずに、普通にトークやアルバムに写真を送信すると、LINEアプリが自動的に写真に圧縮を掛けて送信されます。
写真は圧縮がかけられるとどうしても、画質の低下・劣化をおきます。
iPhoneの画面上で見る限りは、写真の画像の劣化はあまり気づかないかもしれませんが、LINEで受信した写真をプリンターなどで拡大印刷すると、画質が低下しているのがよく分かると思います。
LINEアプリで写真が圧縮される理由
送信する写真を圧縮するのは、次のようなメリットがあるからです。
- 送受信するパケット数を小さくする(送受信データを小さくする)
- 送受信スピードが遅くならない
- 従量制料金体系の場合、料金の上昇を抑える
- LINEサーバー上の容量を効率的に利用できる
- LINEアプリの動作が遅くならない様にする
写真なんてあまり印刷しないし、あくまでもiPhoneやスマートフォン上で見えてばOKという人には、あまり問題にならないと思いますが、写真を印刷する人や、オリジナル画質の写真を保存したい人には、画質が低下(劣化)することをちゃんと理解しておきましょう。
3.画質低下のないオリジナル画質の写真を送信することも可能ですが、EXIF情報に注意が必要
先ほど、写真を送信するとLINEアプリが自動的に送信する写真を圧縮しますとご紹介しましたが、LINEのトークで圧縮されない(画像低下の無い)オリジナル画像の写真を送信することができます。
LINEトークの受信者側も画質低下の無いオリジナル画質の受信が出来るようにLINEアプリの設定を変更しておくことで、圧縮されないオリジナル画質の写真を送受信することができます。
オリジナル画像送信を行うとEXIF情報が自動的には削除されない
最初にご説明した写真のEXIF情報ですが、通常の設定で、写真を送信する場合には、EXIF情報はLINEアプリが自動的に削除をしてくれます。しかし、オリジナル画像の設定で写真を送信する場合には、自動的にEXIF情報は削除されませんので、オリジナル画像を送信する前に手動でEXIF情報の一部を削除する等個人情報が漏れないよう対策する必要があります。
LINEトークでオリジナル画質の写真を送受信することで、アルバムにオリジナル画像を保存することが出来ます
アルバムへ写真を保存する時にも、写真がLINEサーバーにアップロードする際に圧縮が掛かります。しかし、LINEトークでオリジナル画像の設定をして送受信した写真の場合には、LINEトークからアルバムに保存することで、圧縮されていないオリジナル画質の写真をアルバムに保存することが出来ます。
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