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iCloudのバックアップが完了しない(保存されない)場合

iCloudの自動バックアップは、iPhoneのバックアップを自動的に行ってくれる便利な機能ですが、自動でバックアップがされない場合があります。

また、iCloudバックアップを手動で行った時に、「最後に行ったバックアップを完了できませんでした。」と警告メッセージが表示され、iCloudバックアップが完了できない場合があります。


iCloudのバックアップが出来ない原因

iCloudのバックアップが出来ない原因は、次の3つのいずれかになります。

iCloudの容量不足
iCloudの容量より、バックアップファイルが大きいので、バックアップ出来ない
iCloudバックアップに必要な環境が揃っていない
iCloudの不具合

1.iCloudの容量不足でバックアップが中断される

iCloudの容量不足でバックアップが中断した場合には、iCloudバックアップが中断した時に、次のような警告メッセージが表示されます。(iOS10では、警告メッセージは日本語表示になります。)

この警告メッセージが表示された

iCloud_容量不足バックアップ未完了警告メッセージ

対処方法

このiCloudの容量不足の警告メッセージが表示された場合には、次のいずれかの対応をとる必要があります。

iCloudバックアップ対象を少なくする
iCloudバックアップ対象を少なくする方法は、こちらのページをご覧ください。
iCloudの容量をアップグレードする
iCloudの容量を増やす方法は、こちらのページをご覧ください。


2.iCloudのバックアップに必要な環境が揃っていないために、バックアップがされない

iCloudによるバックアップが行われるには、次の環境が必要になります。

手動バックアップの場合
Wi-Fiネットワークに接続された状態
電源供給状態(USBケーブルで電源が供給されている状態)

自動バックアップの場合
Wi-Fiネットワークに接続された状態
電源供給状態(USBケーブルで電源が供給されている状態)

iPhoneがスリープ状態になっていること

iCloudのバックアップに必要な環境が揃っていないために、iCloudのバックアップが保存されていない場合には、通常は、警告メッセージは表示されません。

但し、iCloudの自動バックアップをオンに設定している場合には、10週間以上の長期間にわたり、iCloudのバックアップが保存されていない場合には、次のような警告メッセージが表示されます。

icloud_長期間バックアップされていない警告メッセージ

対処方法

このiCloudバックアップの警告メッセージが表示された場合には、なるべく早期に、iCloudのバックアップ環境を整え(Wi-Fi接続と電源供給)、手動でiCloudバックアップを保存しましょう。

iCloudの手動でのバックアップの取り方は、こちらのページをご覧ください。



3.iCloudの不具合が原因で、バックアップが保存されない

この原因が一番厄介で、つぎの二つのケースがあります。

iCloudのバックアップ途中で不具合が発生した時
Wi-Fi接続が途中で中断した場合に発生する可能性がある
iOSのメジャーバージョンアップの時
iOSのメジャーバージョンアップで、iOSのファイル構成やiCloudの構成などが大幅に変更された場合に発生する可能性がある

ほとんどの場合、ホップアップでiCloudバックアップが保存されていないなどの警告メッセージは表示されません。

iCloud設定アプリのiCloudの設定画面に、ひっそりとメッセージが表示されます。

iCloud_ファイル利用不可能表示

対処方法

この場合には、iCloudに保存されているバックアップファイルを削除して、再度、iCloudのバックアップを手動で行います。(尚、iCloudに保存されているバックアップファイルを削除するため、この対処を行うと、今まで保存されていたiCloudバックアップファイルは無くなりますので、自己責任で判断の上、行ってください。)

iCloudのバックアップファイルの削除方法は、こちらのページをご覧ください。




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